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リンクスのミニPC「LC7530」&「LC3501」で作る超小型デスクトップPC環境――省スペースPCもう一つの選択肢
AMD Ryzen搭載でアンダー10万円のお求めやすい価格も魅力 text by 竹内 亮介
- 提供:
- リンクスインターナショナル
2026年10月2日 00:00
値上がりが加速しているPC市場だが、ミニPCはまだ値頃感がある。そんな中、リンクスインターナショナルが国内メーカーとして企画し、中国で生産する「LC7530」と「LC3501」は、コストパフォーマンスに優れた省エネ型のミニPCで、普段使いやビジネス用途などに適している。
手頃な価格ですぐ使えるサイズ違いの2モデルコンパクトなPCのもう一つの選択肢
ミニPCとは、手のひらサイズの小さな筐体を採用するデスクトップPCである。「小さいPC」というとノートPCを思い浮かべるユーザーは多いと思うが、モニターやキーボードを内蔵するノートPCは、閉じた状態でもそれなりに場所を取る。一方ミニPCは、幅や奥行きは10~13cm、厚みも40mm前後とかなり小さく、設置場所を問わない。
液晶モニターやキーボードは自分で用意する必要があるが、逆にそれはメリットにもなり得る。というのも、たとえば複数台の大型液晶モニターとお好みのキーボードを組み合わせた環境を構築済み、あるいは構築したいと考えているユーザーにとって、ノートPCよりもサイズが小さく、インターフェースポート数も多いミニPCのほうがマッチするからだ。特に自宅やオフィスで“据え置き”のPCとして利用することを想定するなら、ミニPCのメリットは大きいはずだ。
百花繚乱の様相を呈しているミニPC。そこに長らくミニPCのディストリビューターを務めるリンクスインターナショナルが、自社ブランドの製品を投入した。サイズ違いの2モデル「LC7530」と「LC3501」を早速チェックしていこう。
| LC7530 | LC3501 | |
| CPU | AMD Ryzen 5 7530U (6C12T) | AMD Ryzen 5 3501U (4C8T) |
| GPU | AMD Radeon Graphics | AMD Radeon Vega 8 Graphics |
| メモリ | LPDDR4-3200 16GB (オンボード8GB×2、交換・増設不可) | DDR4-2666 8/16GB (SO-DIMM 8/16GB×1、空きなし) |
| ストレージ | NVMe SSD 512GB 空きスロット(M.2 NVMe 2280)×1 | SATA SSD 256GB(M.2 2280 SATA) 空きスロットなし |
| 主な インターフェース | USB 10Gbps Type-C(DP Alt Mode対応)×1、 USB 10Gbps Type-A×2、 USB 5Gbps Type-A×4、 3.5mmオーディオ×1、 HDMI×1、DP×1、1GbE×1 | USB 5Gbps Type-A×2、 USB 2.0 Type-A×2、 3.5mmオーディオ×1、 HDMI×1、DP×1、1GbE×1 |
| 無線通信 | Wi-Fi 6、 Bluetooth v5.2 | Wi-Fi 5、 Bluetooth v4.2 |
| 本体サイズ(W×D×H) | 128×128×41.3mm | 100×100×34mm |
| 重量 | 約610g | 約260g |
| OS | Windows 11 Pro | Windows 11 Pro |
3画面同時出力対応のスタンダードモデル「LC7530」
「LC7530」は、AMDの「Ryzen 5 7530U」を搭載したミニPCだ。筐体は落ち着いたマットブラックでスタイリッシュだ。また幅と奥行きが128mm、高さが41.3mmとかなり小さいこともあり、オフィスはもちろんリビングなどにも置きやすい。
ディスプレイ出力端子は背面のDisplayPortとHDMI、前面のType-Cを組み合わせて3系統で、同時出力も可能。ビジネスユーザーなら、売り上げデータを整理したExcelファイルや資料のPDFファイル、Webブラウザーで調べた最新情報を複数の液晶モニターに表示して作業したい。また高校生や大学生なら課題作成、攻略サイトを見ながらのゲームプレイなど、マルチディスプレイならではの使い方が非常にはかどる。
購入時の比較対象は、同じ“コンパクトなPC”というカテゴリーだとやはりノートPCになるだろう。大手PCメーカー製のノートPCだと、同等の性能のPCは実売14~17万円前後。一方のLC7530の実売価格は10万円弱で、別途キーボード&マウスやモニターを用意する必要はあるが、それでもかなりお手頃に導入できる。また、Windows 11 Proを標準搭載している点も、特にビジネスユーザーにはメリットとなるポイントだ。
なお、今回紹介する2モデルはいずれもVESAマウントに対応しており、モニターの背面などに設置できる(マウントキットが製品に付属する)。コンパクトなのでどこに置いても邪魔にはならないミニPCだが、机の上に設置スペースを確保する必要すらないというのは大きなメリットのひとつだ。
手の平で包める超小型軽作業なら十分な性能「LC3501」
より低価格で小さいなミニPCが欲しいなら、「LC3501」にも注目したい。本機はAMDの「Ryzen 5 3501U」を搭載する製品で、AMD製CPUを搭載するミニPCやノートPCの中では最もお求めやすい価格帯の1台となる。
筐体サイズは幅と奥行きが100mm、厚みは34mmとLC7530よりさらに小さく、より置き場所を選ばない。実売価格は6万5,000円前後(16GBモデル)とかなり安く、LC7530と同様にWindows 11 Proを標準搭載しているため、新入学時の新PC、機材更新や部署新設などで大量に導入するオフィス向けPCとしても適性が高い。
また、安くても「性能が低くて使いにくい」ということはなく、CPUは4コア8スレッド対応なので仕事の書類作成や大学の課題対応、動画や音楽コンテンツの利用、ブラウザゲームなどの軽作業程度ならまったく問題なくこなせる。
LC3501でも2系統のディスプレイ同時出力が可能なほか、メモリスロットやM.2 SSDに簡単にアクセスできる構造を採用しており、後から必要に応じてメモリやストレージの容量を強化しやすい。小さくても長く付き合えるPCになってくれるだろう。
性能は必要十分で低消費電力動作音は静かで使いやすい
実際に起動して利用したところ、どちらもWindows 11や各種アプリの起動、操作感で不満を感じる場面はない。特にLC7530ではメモリを16GB搭載していることもあって、アプリの切り替えなどもスムーズで快適だった。また両機種ともに内蔵ファンの動作音が小さく、静かに利用できる。ミニPCはユーザーに近い場所に設置して使う機会が多いだけに、これは大きなメリットだ。
それでは、基本的なベンチマークテストを実行した結果を見てみよう。LC3501と価格帯が近い、CPUにIntel N100を搭載するミニPCを比較対象に加えている。
日常的な軽作業アプリやMicrosoft Officeでの操作感を検証できるPCMark 10系のテストを見ると、LC7530は上位エントリークラスのノートPCに近い結果。10万円弱という価格帯を考えるとかなり魅力的だ。一方のLC3501は、現在は入手が難しい人気ミニPC、Intel N100搭載機と同等のスコアに。N100搭載ミニPCも軽作業中心なら十分であることを考えると、同じような用途ならまず不満を感じることはないだろう。
こうした性能に加えて注目したいのが消費電力で、アイドル時、高負荷時ともにいずれもかなり低い。それぞれ性格の違いはあるものの、いずれも省スペースで省エネ、そして必要十分な性能を兼ね備える優れたバランスのミニPCと言ってよいだろう。






















