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3万円前後の中古PCでも「VALORANT」は快適に遊べる?Core i5-4300M搭載PCで検証

6年前のモバイルノートでもイケる、中画質なら常時50fpsオーバー狙い

VALORANT

 Riot Gamesが開発した基本無料のFPSタイトル「VALORANT」をご存知だろうか?

 5vs5のチームで競い合うPvPタイトルで、「CS:GO」のようなゲームフィールと相まって、6月のリリース以来多くのFPSゲーマーがプレイに興じている人気作。現状では家庭用ゲーム機ではプレイできず、Windows PCのみプレイ可能だ。

 そんなVALORANTだが、「動作が軽い」という声が多く聞かれているタイトルでもある。

 実際、ハイエンドゲーミングPCを使った動作検証で500fps超の高フレームレート動作を確認しており、現行の人気タイトルの中でも屈指の動作の軽さであることは間違いない。

 そのため、以前から「こんなに動作が軽いなら、CPU内蔵のGPUでも遊べるのでは?」と思っていたのだが、今回、実際に中古ノートを使って「本当に内蔵GPUでも動くのか」を検証してみた。

6年前のHaswell世代ビジネスモバイルノートで検証

dynabook R734/K

 検証PCとして用意したのは、2014年発売の東芝製13.3型モバイルノート「dynabook R734/K」。状態などにもよるが、OSやストレージを入れ替えたリファービッシュモデルは3万円前後購入できる。

 dynabook R734/Kは13.3型1,366×768ドット液晶に、CPUに第4世代Core i5-4300M vProプロセッサ、4GBメモリ、128GB SSDを搭載しているノートPCで、今回の検証機はメモリを8GBに増設した状態となっている。

 Core i5-4300Mは2コア/4スレッド、2.6GHz駆動のCPUと、内蔵GPUとしてIntel HD Graphics 4600を搭載している。6年前のモバイルCPUとしては標準的な仕様で、もちろんゲーム向けモデルではなくビジネス用途などを想定した仕様のモデルだ。

3DMarkのスコアはビジネス向けモデルといった結果、ゲームはちょっと苦しい?

 まずはCPUおよびGPUの性能指標として、3DMarkの実行結果を掲載しておきたい。

Night Raidテストの結果
Fire Strikeテストの結果
Time Spyテストの結果

 ご覧の通り、3Dゲームをプレイするには十分な性能とは言えないスコアが並んでいる。

 とくにGPU性能の不足が目立っており、やはりIntel HD Graphics 4600では、ゲーミング性能で言えば今となっては内蔵GPUのなかでも低い水準だ。

 そんなプロセッサではあるが、果たしてVALORANTをどこまで動かせるのだろうか?

想像以上に軽いVALORANT、低画質なら驚きの最高100fps超え、中画質なら50fpsオーバー

 それではVALORANTでの動作を見ていこう。検証にあたっては、「プラクティス」からBotを相手にしたスパイク設置の練習をクリアするまでのフレームレートを計測している。

グラフィック設定をすべて最低に設定
最低設定のゲーム画面

 まずはグラフィックスを全て最低に設定した場合の動作フレームレートがこちらだ。

最低設定の動作フレームレート

 ご覧の通り、平均で70fps以上をキープしており、快適なプレイが可能な60fpsを超えて動作している事がわかる。正直、検証前は「最低設定でも最高フレームレートで60fpsになんとか届く」程度ではないかと思っていたため、予想をはるかに上回る結果で驚いてしまった。

 これだけのフレームレートが出ていれば、問題なくプレイできると言って良いだろう。

グラフィック設定を中に設定
中設定のゲーム画面

 続いて、グラフィック設定を中設定とした場合のフレームレートだ。

中設定の動作フレームレート

 中設定となると、平均で60fpsを下回る結果となった。とはいえ、それでも55fpsに届いており、最低時でも30fps以上を確保できている。

グラフィック設定をすべて最高に設定
最高設定のゲーム画面

 グラフィック設定を最高設定とした場合のフレームレートは以下の通りだ。

最高設定の動作フレームレート

 高設定ともなると、フレームレートは大きく落ち込み、平均30fpsを下回った。

 これまでの設定と比べるとプレイ体験は悪化しているが、家庭用ゲーム機では30fpsでのプレイも一般的であることを考えれば、なんとか遊べるレベルのフレームレートは出せているとも言える。

グラフィック設定低+FXAA有効
ゲーム画面

 最後に、最低設定でジャギーが目立っていたため、グラフィックスを低に設定しつつ、FXAAを有効にした場合の動作フレームレートを紹介したい。

最低設定の動作フレームレート

 結果、FXAA無効化と大きくは変わらないフレームレートで動作していることがわかる。今回はとくに低解像度のためにジャギーが目立ってしまうので、FXAAを有効にするだけだいぶ見栄えが良くなっている。60fps以上でそれなりに見やすい画面でプレイできるため、FXAA有効に設定するのがオススメだ。

60fps動作は画面解像度とGPUのバランスが鍵

 想像以上に良好な結果となった今回の検証だが、その要因として挙げられるのは画面解像度とGPUのバランスだ。

 今回使用した中古ノートは、1,366×768ドットの液晶パネルを備えている。事務作業などを考えると、フルHDやそれ以上の解像度に比べて快適とは言い難い解像度だが、VALORANTをプレイする上では、Haswell世代のモバイルCPUにはちょうど良い画面解像度だったようだ。

 1,600×900、あるいはフルHD(1,920×1,080ドット)でのプレイを考えているならば、第6世代Coreプロセッサ搭載のIntel HD Graphics 530や、それ以降のIntel Iris Plus Graphics(Kaby Lake/Ice lake)搭載PCの用意が必要だと考えられる。

VALORANTを遊ぶなら中古ノートでも意外といける!

 検証の結果としては、「中古のビジネスモバイルノートでもVALORANTは十分遊べる」という結論に至った。

 もちろん、より快適なプレイ環境を構築し、プレイスキルを磨きたいのであれば、高リフレッシュレートな液晶やdGPUを備えたゲーミングノートPCなどを購入することをオススメするが、「家庭用ゲーム機では遊べないのでとりあえず遊べる環境が欲しい」ということであれば、中古のノートPCを購入してくるだけでも遊べてしまう。

 VALORANTが気になっていたがプレイ環境が無かったという方は、ひとまず中古ノートをスタートとして、PCでのゲームプレイに踏み入れてみるのはいかがだろうか?