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- 横河レンタ・リース
2024年12月19日 00:00
かつてはデザインや音楽・映像制作の現場で使われるものとされることが多かったMac。現在では、クリエイティブアプリはもちろん、WebやSNS、動画/配信の閲覧・利用、一般的なオフィスアプリなどの使用などであれば、OSや操作感の差異こそあれ、Windows PCでもMacでもできることに絶対的な差は小さくなった。PCと言えばWindows PCが一般的だが、Macも一定のユーザーを獲得し、根強いファンやあこがれるユーザーも少なくない。
とはいえ、異なるOS、異なる作法の環境に乗り換える、というのは困難も多い。慣れや使い勝手の違いというハードルはもちろん、Macは全般的に価格がお手頃とは言いにくいので、興味があるからちょっと乗り換えてみよう、と決断しにくいところはある。
そこで購入方法として考えたいのが、「中古Mac」だ。中古販売店を見てみると、デスクトップからノートまで、各種Macも数多く販売されている。Windows PCユーザーが初めてMacにチャレンジしてみよう、ということであれば、高品質な中古Macをチョイスしてみてはいかがだろうか? 本稿では、横河レンタ・リースの中古PC販売サイト「Qualit」で取り扱っている中古Macを例に、Windowsユーザー向けに中古Macの見方、買い方の基礎の基礎を整理していく。
安心のQualit品質はMacでも!
本サイトではこれまでにも、Windows PCを中心にたびたびQualitの商品や舞台裏をレポートし、その中古商品とは思えないほどの“極めて高い品質”はご存じの方も多いだろう。Qualitでも中古Macは多数取り扱われており、ほかのWindows PCと同様に、横河レンタ・リースが取り扱うレンタル/リース製品を元とした高品質な中古Macが多数販売さている。
まずはQualitで販売される中古Macの実例として、Qualitで販売されている中古Macの実機を見てみよう。今回は、販売開始直前、整備の完了した状態の商品を特別に見せていただいた。
レンタル/リース終了品のなかから状態のよいものをセレクトして販売しているQualitの中古PCだが、その状態のよさはMacでも同様。撮影した個体も“小傷アリ”判定されているものの、実際には写真に写るかどうか微小なものや通常使用ではまったく気にならないレベルのものが数か所ある程度だ。
シェアの面から仕方ないところはあるが、Qualitに並ぶMacはWindows PCに比べると数が限られる印象。とはいえ、2024年末の現時点でも十分に現役バリバリで使える仕様で、かつ前述のとおり中古とは言え状態は良好なものがほとんどだ。ほかの商品と同様にセール対象になることもたびたびあるので、気になる方はぜひQualitのサイトで最新の在庫状況やセールを確認してみていただきたい。
中古Mac選びの基礎の基礎
Qualitの中古Macの品質が確認できたら、次は具体的に買う製品を検討するステップに進む。Windows PCとちょっと異なるポイント、たとえば、世代間の差や対応OSバージョン、サポート期限などもある。ここからは、Windows PCのほうがなじみ深い人向けに整理してみている。
基本スタイルはWindows PCと同じ
独自色の強いMacではあるが、PCとしての基本はWindows PCとそう大きく変わるものではない。基本的なスタイルは、「ノートPC」か「デスクトップPC」であり、現在中古市場に出回っている製品は次のようなラインナップだ。
ノートPC | |
MacBook Air | 薄型・軽量重視のモバイルノート |
MacBook Pro | Airよりもパフォーマンス重視のノート |
デスクトップPC | |
Mac Mini | 小型・薄型のミニPC。エントリー~ミドルレンジ |
iMac | 液晶モニター一体型のミドルレンジPC |
Mac Studio | Mac Miniを厚くしたようなアッパーミドルのミニPC |
Mac Pro | タワー型のパワフルな製品。世代によって外観はさまざま |
ノートPCでAirもProも付かないMac Bookは、かつてはノートPCのラインナップの主力だったが、2019年に販売が終了している。デスクトップPCのうち、Mac Studioは2022年にラインナップに加わった比較的若いモデルで、中古市場での流通はまだ多くない。
基本性能はCPUのグレードで判別
次に仕様面で見るべきところは、PCの性能を大きく左右する「搭載しているCPU」。近年のMacは、大きく分けると「Intel CPU世代」と「Appleシリコン世代」に分けられる。
Intel CPU | ・Windowsユーザーにもなじみ深い、Coreプロセッサーを搭載(Mac ProはXeon) ・同一世代であればi3→i5→i7→i9の順に性能が上がる ・同じCoreでも世代の違い、デスクトップ向け/モバイル向けの違いで性能が異なる |
Appeシリコン | ・ARMアーキテクチャーを採用したApple独自のプロセッサー ・Mac用は「Mシリーズ」。2020年以降のすべてのモデルが採用 ・M1→M2→M3→M4の順に世代が進み性能が上がる ・無印→Pro→Max(→Ultra)の順にグレードが上がり性能が上がる |
Intel CPUの仕様の見方は、Windows PCでスペックを比較するときと基本的には同じ。ただし、Macの仕様を見てみると「Core i〇-□□MHz」とだけ記載されていることも少なくない。実際には動作クロックだけではなく「第何世代なのか」しだいで性能も違ってくるので、詳しく性能を見比べたい場合は、Macの型番などで検索して調べてみるとよいだろう。ざっくりとなら何年製のMacかで判断することも可能。
なお、Macに搭載されていたCoreプロセッサーは第10世代Core(=Comet Lake/Ice Lake世代)まで。Qualitで取り扱われる製品は、OSのサポート期限やスペック、故障率などを考慮して、おおむね5年程度前のモデルまでが基本とのこと。Intel CPU世代のMacの最終モデルが2020年初頭なので、無印のMacBookはもう間もなく、そのほかのモデルも数年で置き換わっていくと思われる。
Appleシリコン世代のMacは、中古市場的には比較的新しい世代。初期型のM1世代の各種製品がだんだんと数が増えてきた印象だ。ただし、新しい世代であるだけに価格的にはIntel CPU世代のMacより全体にお高め。そのぶんサポート期限の面ではIntel CPU世代のものよりも当然有利。
OSのサポート状況
Windows PCの世界にでは「Windows 11に移行できない仕様のPCがある」、「特定バージョンのWindowsのサポートが間もなく終了する」といったことがたびたび話題になるが、この点はMacも同様。一定のサイクルでOSのサポート期限は終了し(最新3世代までがサポート対象)、Macの世代によって導入できるmacOSの世代も明確に区切られている。最新のmacOSは、バージョン15となる「macOS Sequoia」。
なお、macOSのアップグレード自体はインターネット経由で無償提供されている。購入した中古MacのOSが古くても、対応している最新バージョンまでのアップグレードが可能だ。
サポートが重要になる点は、Windowsと同様にセキュリティ対策のアップデートの有無。セキュリティアップデートを受けつつ安全に利用できるmacOSは、2024年末時点だと、
- バージョン13 macOS Ventura(間もなく終了すると思われる)
- バージョン14 macOS Sonoma
- バージョン15 macOS Sequoia
の3つ。詳しい対応機種名はAppleの公式情報などで確認していただきたいが、中古市場で流通量が多いIntel Coreプロセッサー搭載のMacの場合、macOS Ventura/Sonomaには第7~第8世代以降のCore搭載の後期モデルが対応可能。最新のmacOS Sequoiaは条件が少々厳しくなり、第8~第10世代Coreの最後期モデルに絞られる。2024年末現在、Appleシリコン搭載モデルは最新OSが問題なく利用可能だ。
また、macOSのダウングレード(古いmacOSを導入する)ことも可能な場合がある。業務や趣味で古いアプリを動かしたい場合などには、ちょっと古めのMacが入手可能な中古市場をチェックしてみるのも手。ただし、極端に古い世代、特にAppleシリコン世代のMacでIntel CPU“しか”存在しない時期のmacOSを導入することは基本的にはできない。
Qualitのハイクオリティな中古Macでチャレンジしてみよう
Windows PCとMacはまったく別物の存在とも言えるが、ノートPCやミニPCなどさまざまな構成のPCから好みやライフスタイルに合わせて選択できるのはWindows PCと大きく異なっているわけではない。多少の慣れは必要になってくるが、iPhoneをはじめとするApple製品に慣れ親しんでいる人が多い昨今、そう高いハードルにはならないのではないだろうか。
Macの各製品は最新モデルの新品はちょっと値が張る場合が多いが、質のよい中古Macであれば、「とにかく試してみたい」、「コストは抑えたいけどできれば安く入手したい」というニーズに応えてくれる。QualitのMacであれば、これまでにも紹介したWindows PCと同様に、中古商品とは思えないほどの“圧倒的に高品質”なMacを、お求めやすい価格で手にすることができる。Macをお探しで、最新モデルにこだわる必要がないということなら、一度チェックしてみてはいかがだろうか。