取材中に見つけた○○なもの

~タッチ液晶でシムシティを遊ぼう!これぞ近未来のゲーム?~

「SIMCITY」

 今週発売されたシムシティをタッチパネル液晶を使って遊んでみました。対応OSがWindows XP/Vista/7とされているので、今回はWindows 7環境でテストしています。

 キーボード/マウス操作前提のゲームなので、遊ぶのは無理……かと思いましたが、ちょっと工夫すると普通に遊ぶことができました。タッチでの操作感は「新しい!」感じでちょっと感動(笑)。近未来技術のデモで「卓上の全面がタッチパネルになったテーブル」とかがありますが、それを操作するような感じに近いんじゃないかと思います。

視点移動は問題なし
一応ピンチイン/ピンチアウトも可能

 シムシティはタッチ操作対応とはうたわれていませんが、視点移動などは慣れれば問題無く行なえるほか、ピンチ操作によるズームイン/アウトも一応可能(両手操作必須かも…)。画面の近距離で操作することもあり、パノラマ感をかなり強く感じます。この感覚はスマートフォンやタブレットには無い感覚で、シムシティのゲーム性ともマッチしている感じ。

“道路を引く”のも指先で
感覚はある意味「体感ゲーム」?
むやみに道を引きたくなるの図

 で、操作してて最も感動したのが、道を引く作業や建物を建設する作業。指でなぞった部分に道ができるのはかなり気持ちが良く、建設予定地を指定するのも楽しかったりします。スマートフォンやタブレットと比べると大きく手を動かす必要があることもあって、ある意味体感ゲーム的。「街を作っている感」が凄い!

文字入力に若干苦戦
明るい場所ではこんな感じに……

 と、編集部一同で楽しんでみたものの、いくつか問題になった点も。

 街の名前を付ける際などにキーボード操作が必須になるのですが、ゲームをフルスクリーンで動作させた際、スクリーンキーボードを呼び出す方法が見つからず困ることに。ウィンドウモードでなら簡単にスクリーンキーボードを呼び出せるのですが、没入感が少し落ちます。まあ、キーボード併用で遊べば良いのですが。

 もう1点はタッチパネル搭載液晶が光沢タイプだったため、反射を抑えるために部屋を暗くする必要があったこと。卓上に寝かせるかたちで遊んだ方が面白いので、この点はネック。非光沢タイプのタッチパネル液晶ディスプレイも一般的になってもらいたいところです。

 まあ、何点かネックになる部分はあったものの、ゲーム自体なかなか面白いこともあり、軽い撮影のつもりが結構遊んでしまいました(笑)。大型のタッチパネル液晶ディスプレイを持っている方には是非試してもらいたい操作方法です。
 ほんとタッチパネル正式対応のPCゲーム増えないかな~。

慣れれば一通りの操作が可能
知らない間に数十分遊んでいました…
操作風景

 今回取り上げているシムシティですが、オンラインサーバーの不具合により、遊ぶのが困難な場合もあるようです。その補填として、オンラインアクティベート済みのユーザーを対象に「EAのPCデジタルダウンロードゲームラインアップから1本無料で提供する」(メーカー)と告知されています。補填が受けられるのは期間限定のようなので、ユーザーの方は早めのチェックを。

(久保 勇)