取材中に見つけた○○なもの

プロオーバークロッカー「duck氏」の
特別講義@日本工学院を見てきました

 日本初のプロオーバークロッカー、duck氏によるオーバークロックの特別講演が、11月1日(土)、東京・蒲田の日本工学院で開催されました。

 同校と東京工科大学の合同学祭「第49回かまた祭」の一環、とはいうものの、会場は当然教室。「これは見に行かねば(笑」ということで見てきました。

 その模様がこれ。

Softimageのレンダリング速度を実際に比較。Core i7-5960Xで3GHz時、28.5秒ほどだったレンダリング時間は、「これぐらいだったらおそらく常用可能」(duck氏)という4GHzのOCでは20.8秒ほどに短縮。「常用は推奨できないレベル」(同)の4.3GHzでは19秒になっていた

 会場の教室に集まったのは、同校ITカレッジの学生さんを中心に130人ほどで、一部立ち見が出るほど。

 内容については「講演を中心にする予定だったが、オーバークロック部分のトラブルなどもあったため、結局、オーバークロックがメインになった」そう。オーバークロック実演では、同校の学生も利用するSoftimageのレンダリング速度が実際に上がることを紹介、さらにオーバークロッカーおなじみの液体窒素による芸も披露してました。

 ちなみに、そのオーバークロック実演はかなりの盛り上がり。遠くの席では見えにくかったこともあり、結局、duckさんの周りに集まって、立ち見で見るかたちに。同校関係者曰く「最近の学生は“何かに熱心になる”ということは少なくなったように感じていたけど、この光景を見てちょっと安心した」とか。

極冷中…
これは空冷での数値。極冷は人だかりで写真が撮れず(汗

 なお、会場では、ASUSやブランド名が「GALAX」に変わったGALAXY Microsystems、Intelなどが自作PCや各社の製品をアピール。duck氏が監修する二ノ宮知子のオーバークロッカーまんが「87CLOCKERS」も紹介されています。

 以下、写真でどうぞ。

ASUSの展示ブース。マザーボードやビデオカード、ルータなどを転じ
今回のオーバークロック用マザーボードは主にASUSのものが使われていた
ASUSのおなじみの質問(笑
「GALAX」ブランドになってからはおそらく初の国内アピール。ちなみに、「元々ヨーロッパでは別のブランド名で展開していたので、それを世界共通に統一するにあたり、この名前にした」(同社)んだとか
GALAXの「OC専用ビデオカード」も展示
Intelは自作PCパーツの構成や4Kディスプレイの威力などを紹介
87CLOCKERSも展示されていた

(鈴木 光太郎)