Apollo KX133搭載Athlon用マザーボードの種類が急増
AOpen AK72は先週登場した英語版に続く日本語版で、価格は18,400円~20,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。分厚い英語版と日本語版のマニュアルが同梱されており、その中身は例によってオーバークロック関連の記述が多いマニア向けになっている。国内で実績あるブランドの製品だけに在庫ショップは多く、実に19店にも上っている。
ABIT KA7も国内代理店経由の製品が出回っており、18,800円~22,800円で販売中(詳細は今週見つけた新製品参照のこと)。このマザーボードは6チップ構成のデータバッファを搭載し、DIMMスロットを4本を装備するというAthlon対応マザーボードとしては極めて珍しいスペックを持つ。このほか、マニュアルによるとFSBは100MHz~155MHzの範囲で設定でき、コア電圧は1.30V~2.05V、I/O電圧は3.20V~3.90Vまで設定できるようになっている。なお、興味深いことにマザーボード上にはIDEコネクタ2つとIDEコントローラーチップを追加搭載するためと見られる空き配線パターンが見られる。これについては詳細は不明だが、おそらく今後出てくる別モデルか、リビジョン変更後に使われる配線パターンではないかと考えられる。
BIOSTARのM7MKEは14,800円~17,800円で販売中(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。このマザーボードは価格の安さが特徴で、Apollo KX133チップセットを搭載した新製品としては最も安く、安いところでは1万円前半で売られている。TyanのTrinity K7はTyan初のAthlon対応マザーボードで、コア電圧は1.30V~2.05Vまで可変、FSBは90MHz~133MHzの間で可変になっている。唯一これを販売しているUSER'S SIDE本店によると、何より安定性の高さがウリとのこと。価格は20,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
このほか、品薄状態が続いていたASUS K7Vが多くのショップで再入荷しているなど、とにかくApollo KX133チップセット搭載Athlon対応マザーボードの選択肢が一気に急増している。アキバではAthlon 1GHzの登場と同時に、マザーボードもAMD750搭載製品からApollo KX133搭載製品に主流が切り替わったようだ。
□AK72(日本エイサー)
http://www.acer.co.jp/home/aopen/mb_ak72.html
□KA7(ABIT)
http://www.abit.com.tw/english/product/ka7.htm
□M7MKE(BIOSTAR)
http://www.biostar.com.tw/products/m7mke.htm
□Trinity K7(Tyan)
http://www.tyan.com/products/html/s2380.html
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