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Athlon最速の1.2GHz登場、1GHzのリテールパッケージも発売に
1.2GHzは6万円台、リテールは3万円台で出回る
【Athlon 1.2GHz(表)】 | 【マーキング】 |
【Athlon 1.2GHz(裏)】 | 【1.2GHzが入っていた箱】 |
【Athlon 1GHzリーテル版】 | 【1GHz用のCPUクーラー】 |
従来モデルの値下がりもまだ続いており、Athlonの快進撃は止まるところを知らない。
●1.2GHzは熱仕様に変化あり
Athlon最速モデルの1.2GHzをいち早く入手することに成功したのは高速電脳。23日(月)に1個だけ並行輸入ルートで入荷し、Athlonとしてはかなり高価な69,800円という高値だったにもかかわらず、すぐさま売れてしまったという。同店にはそれ以降まだ再入荷はしていないというものの、近いうちにまた再入荷する予定があるとのことで、このほかにも近日中に入荷する予定だというショップが幾つかある。
なお、CPUは熱に関する仕様変更が行われているようだ。CPUコア上にあるマーキング(Ordering Part Numbers)を見ると、“Case Temperature”にあたる記号が、これまで「T」だったものが1.2GHzでは「S」に変わっている。この記号の変化と最新のデータシートを照らし合わせてみると、CPUの動作を保証するPCケース内最大温度仕様が90度が95度へと引き上げられているのがわかる。CPUコアの改良によって温度仕様が緩くなったのか、それとも90度のままでは動作が難しいためにマージンを削って温度上限を上げざるを得なかったのか、このあたりの理由は定かでない。
●1GHzのリテールパッケージも登場
Pentium III 1GHz動作モデルのリテールパッケージ品が先週から出回っているが、Athlonも1週遅れでリテールパッケージ品が出回り始めている。価格は3万円台で、先週急落したバルク品の価格とかなり近くなっている。このぶんだと、バルク品がまたさらに値下がることもありえそうだ。また、あるショップの話によると、1GHzに続いてAthlon 1.1GHzのリテールパッケージ品も近日入荷する予定だという。
先週ほどではないにしろ、従来モデルの値下がりも依然として続いており(詳細は「CPU最安値情報」参照のこと)、Athlonの全体的なコストパフォーマンスの向上は目覚ましい。そのうえ、現在アキバで入手できるモデルという条件では、AthlonはライバルのPentium IIIに対して動作クロックでメーカー保証付き正式リテールパッケージでは同列、バルク品では200MHzの差をつけて高速なわけで、こと自作PCマーケットにおいては極めて優位な状況が展開されていると言っていい。
話題は豊富、コストパフォーマンスは劇的に向上、現実に動かせるCPUとしては動作クロックは最速。とにかく今はAthlonが元気というほかない。
□Athlon(日本AMD)
http://www.amd.com/japan/products/cpg/athlon/
(AMD製CPU) |
[撮影協力:高速電脳とTWO-TOP秋葉原1号店とTWO-TOP秋葉原2号店]
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