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3dfxがNVIDIAへの資産売却と会社清算の意向を表明したことで、アキバでの3dfx製品の売れ行きに変化が起きている。といっても、処分品扱いで叩き売られているというわけではなく、むしろ人気が再燃して売れ行きが好調なのだという。いくつかのショップが「さよなら3dfx特価」などのセールを始めているとはいえ、全体でみると実はほとんど相場は変わっておらず、以前の価格のままで売れ行きが回復する傾向を見せている。一時期圧倒的な人気を誇ったVoodooシリーズだけに、もう手に入らなくなるという焦りから買っていく人が多いようだ。 □Voodoo(http://www.3dfx.com/prod/voodoo/prodoverv.html) |
ごく少量ではあるが、突如としてCyrix IIIの650MHzと667MHzが一部ショップに入荷している。いずれも11月に発表された新モデルで、これで正式発表済みのモデルとしてはCyrix IIIシリーズは全て出揃ったかたちになる。650MHzは100MHz×6.5、667MHzは133MHz×5で動作する。動作電圧はこれまでと変わらず1.9V。実売価格は650MHzが7,380円~7,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)で、667MHzは7,980円~8,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □Cyrix III(http://www.via.com.tw/products/cyr3.htm) |
2月から出回っているミツミの世界最小光学マウス「Compact Eye Mouse」に新たなモデルが登場。今度はレバー操作によるスクロール機能が追加になり、製品名も「Compact Scroll Eye Mouse」となっている。レバーはマウスの左側面にあり、ちょうど右手親指で操作できる。本体サイズは幅が2本の指を並べた程度しかなく、従来モデルからほとんど変わっていない。これで機能的には実質フル実装になったというのだから驚いてしまう。携帯用やプレゼンテーション用、あるいは非常用のマウスとして持っておくのもいいかもしれない。実売価格は3,280円~3,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
□Compact Scroll Eye Mouse(http://www.mitsumi.co.jp/Catalog/pc/point/ecm/s6004/text01.pdf) |
今となっては遅きに失した感じもしないではないが、Pentium 4用CPUクーラーの固定パーツを新仕様PCケースを使わずにマザーボードに取り付けられるアイテムが発売になっている。製品名は「PIV-2000E」。構造は簡単で、規格通りの位置にネジ穴を空けた板とビスがセットになったもの。これをマザーボードの下側に置き、マザーボード上に設置した固定パーツのネジ穴から「PIV-2000E」のネジ穴までビスを通して固定する仕組み。Intel以外のマザーボードは全て独自の方法で新仕様PCケースを不要にする構造をとっているため、今となってはかなり限られたニーズでしかないが、これで全てのマザーボードでPentium 4の“ケース問題”がクリアできることになったという点では大きな意味がある。実売価格は800円~980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 |
ずいぶん久しぶりだが、またiMacによく似たディスプレイ一体型PCがアキバに現れた。Future Powerの「AIO」という製品で、流線型のボディに17インチディスプレイとマザーボード、ドライブ類が全て詰め込まれている。フロントの一部が青半透明になっているほか、側面と天井部も同色で中身が透けて見えるところは、まさにiMac。オリジナルで面白いところは、TVチューナーを内蔵してTV番組を見ることもできる点。ビデオのコアとしてBlade3Dを統合しているApollo PLE133チップセットを搭載したマザーボードを採用、LANインターフェイスやサウンド機能を内蔵し、Celeron 600MHz、64MBメモリ、15GB HDDといったスペックで実売価格99,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。入門用PCにちょうどよさそうだ。 □AIO(http://www.futurepowerusa.com/aio/aiohome.htm) |
メモリ価格の下落がまだ止まらない。先に5,000円を割って単価の下がりきった128MB SDRAMはさすがに下げ止まったものの、代わって256MBの最安値付近で値動きが活発化している。一部ショップが「クリスマス特価」をうたってPC133 256MB(CL=3)を9,999円で販売し、初めて1万円割れを記録したほか、ほかのショップもこれに続いて10,570円、10,590円の値をつけるなど、256MBで1万円間近の価格が続々と出現している(詳細は「メモリ最安値情報」参照のこと)。もはや“メモリ256MBで1万円”という感覚でいてもおかしくない状況になっているが、ここまでくるとSDRAMの価格に対する関心自体が薄れる可能性も。21世紀は意外と早くからDDR SDRAMの価格に関心がシフトするのかも知れない。 |
アルミ製PCケースでは初めてのPentium 4対応製品が発売になった。Pentium 4対応一番乗りを果たしたのは、以前から低価格なことで人気のあるツクモの「AL-888」。従来モデルをベースに、Pentium 4用の300W電源を搭載し、サイドパネルにCPUクーラー固定用のネジ穴付きスペーサーを設けた新バージョンで、ボディカラーはブラックとブルーの2色。価格は従来モデルと同様で16,800円となっている(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。この冬のボーナスでPentium 4ユーザーになる予定という人なら、新たなPCケースの選択肢として検討してみる価値はありそう。 |
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