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なぜか今ごろSlot 1→Socket 370変換アダプタの新型が発売になっている。約1年前に発売されたIwill製「Slocket II」の新バージョンが出回り始めたもので、基板上のシルク印刷はVer 2.0と記されている。従来から改良された点は、コンデンサの小型化によって大型CPUクーラーが設置可能になったこと、Pentium IIIのDualに対応したことのほか、新たにChipset Selectorというジャンパーが新設され、「440BX/Single」「440BX/Dual」「694X/Single」「694X/Dual」が指定できるようになっている。この類の製品では、これまでCPUメーカーを指定するジャンパーはあっても、チップセットが指定できるというのは初めて。ただし、意図的にチップセットを指定することで何か特別な機能が働くのかどうかは不明。実売価格は1,580円~1,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □Slocket II(http://www.iwill.net/products/spec.asp?ModelName=Slocket%20II) |
ここしばらく続いている円安進行のおかげで、PCパーツの価格は全体的に値上がりの兆しを見せている。1ドル=110円弱で安定していた円相場は2000年12月から円安が進行、今週は118円にまで下落。こうした影響から、まず真っ先にCPUとメモリ価格が反応し、ついに今週からPentium IIIとPC100/133 SDRAMの平均価格が上昇を始めた(詳細は「CPU最安値情報」と「メモリ最安値情報」参照のこと)。特にPentium IIIでは、単価がもともと低く今後も価格改定の期待ができない733MHz~866MHzの下位モデルが1,000円以上も上昇し、今は価格よりも品薄のほうが問題のAthlonに関しても、一部ショップが貼り紙で値上げの予兆を告知するなど、不穏な動きを見せ始めている。今のところHDDはまだ安定傾向にあるとはいえ、これも円安がこのまま進めばいずれ上昇するのは必至。当面、自作PCユーザーは日々の円相場チェックが欠かせない状況と言えそうだ。 |
「1月半ば」という予告どおりに、ピーシーアドバンスド3丁目店が閉店した。同店はPCケースの豊富な在庫を持っていることやメモリのプライスリーダー的存在で知られ、5年近くも有力ショップとして営業を続けてきたが、2000年12月に「競争が激しく利益が出なくなった」ことを理由として突如閉店を告知。そして在庫売りつくしの閉店セールも終え、予定通りに閉店した。今は店舗入り口に「すべての業務は終了いたしました。長い間誠にありがとうございました。ピーシーアドバンスド」という貼り紙があるのみ。ショップの栄枯盛衰が激しいアキバでは開店や閉店のイベントは日常茶飯事だが、慣れ親しんだショップの閉店はやはり寂しい。店舗に次にどんなショップが入るかはまだ不明だ。 |
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