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Athlon 1.33GHzと1.3GHz、さらにDuron 900MHzがフライング販売
前代未聞のCPU 3モデル同時フライングデビュー
【Athlon 1.33GHz(1)】 | 【Athlon 1.33GHz(2)】 |
【Athlon 1.3GHz(1)】 | 【Athlon 1.3GHz(2)】 |
【Duron 900MHz(1)】 | 【Duron 900MHz(2)】 |
一番の目玉はFSB 266MHz(133MHzのDDR)対応のAthlon 1.33GHzで、さらにFSB 200MHz(100MHzのDDR)対応の1.3GHz、そしてDuron 900MHzが一気に登場している。これらは全て9日(金)時点で未発表の製品であり、つまり今回は前代未聞の3モデル同時フライングデビューということになる。
いずれも並行輸入ルートで極少量入荷してきたものという。
●1.3GHz搭載PCの受注を始めたショップも
これらの新CPUがショップに並んだのは8日(木)が最初。どのCPUも入荷数は1個のみという希少品で、そのほとんどは入ったそばから売約済みになる電光石火の展開となった。すでに9日(金)時点で完売状態で、どこも再入荷待ちの状態。具体的な日付ははっきりしないものの、それぞれのCPUは近日中に再入荷する予定があるとのことで、店頭では近日入荷と書いた値札とともに実物の展示が行われている例もある。なお、アキバのショップではないものの、4月5日(木)以降の出荷という条件付きでAthlon 1.3GHz搭載PCの受注を始めた通販主体のショップもある。
どのCPUも、例によって動作クロックの違いを反映するかたちでマーキングが変化した以外、外見上特に大きな変化は見られない。ただし、最近の最新モデルではよくあるケースだが、Athlon 1.33GHzと1.3GHzのL1ブリッジが今回もクローズされている点は唯一気になるところ。初回ロット限定の仕様という可能性もあるが、これまでL1ブリッジのオープンが標準だったはずの仕様が、最新モデルはクローズで出荷されるケースが目立っている。L1ブリッジの機能に変化がないと仮定すれば、今回の1.33GHzと1.3GHzはいずれも動作クロックの内部倍率ロックが初めから解除された製品ということになる。
なお、それぞれのマーキングから読み取れるOPN(Ordering Part Number)は、Athlon 1.33GHzが「A1333AMS3C」、Athlon 1.3GHzが「A1300AMS3B」、Duron 900MHzが「D900AUT1B」となっている。それぞれの最終桁にある文字は、「C」がFSB 266MHz、「B」がFSB 200MHzであることを表している。
●Pentium 4のクロックに迫る
これで、Athlonは動作クロックの点でやや引き離されていたPentium 4に一歩近づき、少なくともライバルの最下位モデルである1.3GHzをこれで抜き去ったことになる。そして、バリューPC向けのCPUであるDuronも、ついには1GHzまであと一歩。CPUの高性能化がまた確実に進んだというわけだ。
Athlon 1.33GHzの実売価格は39,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、Athlon 1.3GHzが37,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、Duron 900MHzが16,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
□Athlon(日本AMD)
http://www.amd.com/japan/products/cpg/athlon/
□Duron(日本AMD)
http://www.amd.com/japan/products/cpg/duron/
□Athlon1300搭載モデル緊急投入(ルーポ)
http://www.lupo.co.jp/original_pc/origpc_index.html
(AMD製CPU) |
[撮影協力:高速電脳とコムサテライト1号店]
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