キー数は21個で、配列は「英語キーボードの左側」そのもの。省略された「右側のキー」は、スペースキーを押した状態で打鍵することで入力できる仕組みになっており、「右側のキー」のキー配置は、タッチタイプ時の「指とキーの対応」が崩れないよう、鏡に映したような逆順になっている。

　メーカーのMatiasでは「スタイラスペンを持ったまま、片手で高速にタッチタイプできる」ことを売りとしており、キー配列についても「通常のタッチタイプができる人なら、簡単な練習でこのキーボードを使ったタッチタイプを習得できる」としている。また、同社のWebサイトでは、これらの入力法をPC上などで体験できるデモソフトを公開中。

　同社ではPalmシリーズ用やVisorシリーズ用の製品を発売しているほか、PCやMacintosh向けのUSB版、PS/2版を「3月発売予定」としてアナウンスしており、現在Palmシリーズ向けの製品を販売中の秋葉館PDA(ブロックE2-(e1)）では「時期は未定だが、Visor版やUSB版も入荷する予定」としている。

　なお、「あくまでも英語版の製品なので日本語環境には完全対応していない可能性がある」（秋葉館PDA(ブロックE2-(e1)））そうだ。

[撮影協力:秋葉館PDA(ブロックE2-(e1)）]