Pentium 4対応製品としては初めてUltra ATA/100対応IDE-RAID機能やPOSTコード表示LEDをオンボード搭載しているほか、電源スイッチ/リセットスイッチの押しボタンや電源LEDを基板上に搭載しているという特徴がある（ケース接続用のヘッダピンも別途用意されている）。

　また「I/Oパネルの配置がユニーク」「独自のCPUクーラー装着用リテンションキットを標準装備している」という特徴もあり、I/Oコネクタに関しては、通常2コネクタのUSBコネクタが縦に3つ用意され、サウンドコネクタがゲームポートのない独自のタイプになっている。「CPUクーラー装着用リテンションキット」に関しては、ベースとなるプラスチック部品がマザーボードにネジ止めされ、ケース筐体に「Pentium 4対応用ネジ穴」がなくても使用できるようになっているほか、CPUクーラーの固定方式が「板バネ」を使う一般的な方式ではなく、備え付けの金属製レバーを利用する方式になっている。

　FSBの設定可能範囲は90～156MHzで、コア電圧の設定可能範囲は1.1～1.825V（0.025V刻み）。「CPUのオーバーヒートを防ぐ」というABITの独自機能「CPU THRM-Throttling」も搭載している。

　付属品は専用のシールド板やゲームポート追加用ブラケットなど。

　なお、国内発売元のバーテックスリンクでは、「ABIT初のPentium 4用マザーボードの発売を記念して、ABIT製の5.1チャンネル対応サウンドカード AU-10(PCI)を無償で同梱する」としているが、31日(土)に確認した限りでは、いずれのショップに入荷した製品にもAU-10は同梱されておらず、バーテクスリンクからの連絡も特にないそうだ。

□TH7-RAID発売のニュースリリース(バーテックスリンク)
http://www.vertexlink.co.jp/news/press/2001033001.html

[撮影協力:PCiN秋葉原]