この「Mobile Pentium III 1.13GHz-M」は512KBの2次キャッシュを搭載したTualatinコアのモバイル版CPUで、新たに「拡張版SpeedStep」が搭載されるなどの改良が加えられたというもの。また、i830MPチップセットは「i815チップセットの改良版」という位置付けにあるノートPC向けチップセットで、いわゆる「ノースブリッジ」にあたるMCH(GMCH)が新タイプに変更されるほか、「サウスブリッジ」にあたるICHも新設計のICH3-Mに変更されると言われている。MCH(GMCH)の改良点は内蔵ビデオ機能の強化など（今回の「i830MP」はビデオ機能を内蔵しないタイプ）。

　PCG-GR9/Kは、液晶画面に14.1インチTFT（1,400×1,050ドット）、ビデオチップにATI MOBILITY RADEON-M(ビデオメモリ内蔵8MB)を採用したA4オールインワンタイプのノートPC。主なスペックは、メモリが128MB（PC133対応、最大256MB）、HDDが30GBなどで、CD-RW/DVD-ROMのコンボドライブ（CD-R/RW8倍速,DVD-ROM8倍速）を内蔵しているという特徴もある、
　重量は付属のバッテリーパック1個とCD-RW/DVD-ROMコンボドライブ装着時で約2.9kg。バッテリーパック1個での動作時間は約2～3時間。

　プレインストールされているOSはWindows 2000 Professional。

　本来の発売日は31日(火)とされていた。