【 2001年8月4日号 】

i845チップセット搭載の新型Pentium 4用マザーが週明けデビューか?
一部ショップが来週の入荷とサンプル展示を予告

Computex Taipeiでの展示(1)Computex Taipeiでの展示(2)
【Computex Taipeiでの展示(1)】【Computex Taipeiでの展示(2)】

 CPU本体も含め、次期Pentium 4のプラットフォームとしてその登場が待たれているi845チップセット関連の製品だが、複数のショップの話によれば近日中にi845搭載マザーボードがまず登場するようだ。

第1弾はSUPERMICRO製

 具体的に入荷予定を明らかにしているのはクレバリー3号店高速電脳で、製品はSUPERMICROの「P4SBA」。4日(土)時点では、同社のWeb上に製品情報などは掲載されておらずスペックなどの詳細は不明だが、i845チップセットを搭載した、新しい478ピンPentium 4に対応したマザーボードだという。ただし、入荷するといってもクレバリー3号店の場合は基本的に展示用のもののみで、販売については「応相談」とのこと。高速電脳では、9日(木)に入荷するそうだ。販売価格は2万円台前半とのこと。また、同店以外でも、複数のショップが来週にi845搭載マザーボードの入荷があるとしている。

 i845はPentium 4用としては初めてSDR SDRAMに対応したチップセット。現行のRDRAMベースのi850よりもメモリ帯域幅が狭くなる欠点はあるが、RDRAMより安価なSDR SDRAMが使えることや、マザーボード自体のコストダウンが図れることなどからトータルコスト的には優れるとされている。そして478ピンの新型Pentium 4と言えば、最終的には0.13μmプロセスルール製造の「Northwood」につながる最新形状。478ピンのPentium 4を待っているという自作PCユーザーも多いようで、i845マザーボードとこの478ピンPentium 4が登場すれば、アキバでのPentium 4ブームが一気に加速する可能性がありそうだ。

新型ソケット対応のPentium 4はまだ

 さて肝心のCPU本体である478ピンPentium 4の登場時期が気になるところだが、こちらは一部ショップの話によると「お盆前後にバルク品が入荷する可能性がある」という。どうやらi845マザーボードと478ピンPentium 4の同時デビューというわけにはいかないようだ。

 しかし、登場が期待されているモノだけに発売直後の争奪戦は必至で、いち早くi845マザーボード+478ピンPentium 4の環境を導入したいというユーザーは、先行してマザーボードだけ押さえておくという行動に出たほうがよいかもしれない。この数日のアキバでのi845マザーボード+478ピンPentium 4関連の動向に要注目だ。

□SUPERMICRO
http://www.supermicro.com/

 (SUPERMICRO P4SBA)



[次の記事]: ハードウェアT&Lに対応したSiS315搭載ビデオカードのデモ実施中

[ Back ]戻る  

Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.
E-Mail:akiba-pc-info@impress.co.jp