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今週からPentium III-S 1.26GHzのリテールパッケージが出回り始めている。Pentium III-Sについては、これまで1.13GHzにはリテールパッケージはあったものの、1.26GHzはこれまでバルク品のみが出回っていた。7月初旬に1.26GHzのバルク品が登場してから、約1ヵ月半で正式なリテールパッケージ品が登場したことになる。実売価格は48,780円~50,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。先週までのバルク品と比べると、ちょうど約1万円値が下がった計算になる。サーバー向けという位置付けとはいえ、従来型Pentium IIIに比べて2次キャッシュが倍増している強化版のため、そこそこ人気があるようで、17日(金)の時点で早くも品切れとなっているショップも複数ある。 □Pentium III-S(http://support.intel.com/support/processors/pentiumiii/pentium_III-s.htm) |
DDR SDRAMに対応したSiSの高性能PC向けSocket A用チップセットであるSiS735のデビューももう間近のようだ。すでにGIGABYTEとEliteから搭載製品が8月中に出ることがアナウンスされ、サンプル品の展示が行われた実績もあるが、今度はStromがアキバで初の動作デモもスタートさている。デモ中の製品はMicrostarのSiS735搭載マザーボード「K735 PRO」で、DDR SDRAMのスロットを3本持つ。外観から印象的なのは、最近では珍しくレギュレーターの冷却用に巨大なヒートシンクがついていることで、チップセット用のものよりも遥かに大きく、ずいぶんと高さもある。まるで1チップであるはずのSiS735が2チップ構成かのように錯覚してしまうほど。同店では入荷時期と予価は未定としているものの、安定したデモまで公開できるレベルになっているということは、発売まではそう遠くないものと見られる。内部バスが最大1.2GB/sの独自規格「Multi-Threaded I/O Link」になっているSiS735は、期待以上の高性能ぶりを発揮する可能性もあり、注目度は大。実際に動作しているところを確認したければ同店に運んでみるといい。 □Microstar(http://www.msi.com.tw/) |
USB 2.0対応ではまだ珍しいバスパワー型の外付けHDDケースが発売になった。バスパワー型とはUSBインターフェイス側の給電のみで動作するデバイスのことで、別途ACアダプタなどの電源が不要なため手軽に扱えるというメリットがある。製品は7月に発売されたSKYMASTERの「iBoy USB 2.0」をPS/PLAZA WAKAMATSUが独自に改良したカスタム品で、価格は9,980円(詳細は「その他のお買い得情報」参照のこと)。元の製品はPS/2インターフェイスを利用して別途給電しなければならなかったが、同店独自の改良で外部給電は不要になったとのこと。同店で扱っているすべての2.5インチHDDで実際に動作確認を取ったというから、安定性も期待できそうだ。ただし、逆にバスパワー以外では動作しない構造になっているため、確実に500mAの電源が供給されているUSBポートでないと使えないので要注意。高速で手軽に使えるポータブルのストレージ環境を手に入れたいという人は要チェックだ。 □iBoy USB 2.0(http://www.skymaster.com.tw/products/sky-storage/web/usb20/iboy.htm) |
GIGABYTEから、ちょっと目をひくオリジナルのタワー型自作PCキット「G-MAX・MA2UB」が登場している。これまでにもマザーボードメーカーがオリジナルの自作PCキットを発売した例はいくつかあるが、今回の製品が特にユニークなのは、PCケースが完全オリジナルであり、なおかつ、とてもスタイリッシュであること。ボディの色は基本的にホワイトだが、フロント全面は光沢のあるブルーで、スタイルも波型に成型されてとても目をひく。フロントに「G-MAX」というロゴが付き、開閉式カバー付きのUSBポートも用意されている。PCケース単体では販売されていないため、このスタイルが気に入ったという人は、このキットを手に入れるしかない。マザーボードはSocket 370対応でmicroATXフォームファクタの同社GA-6VM7-4E(Apollo Pro133A)で、オンボードデバイスはサウンド機能(CT5880)など。付属しているデバイスは48倍速CD-ROMドライブとFDD。安心できるメーカーの製品で、なおかつ誰も持っていないスタイルのPCがいいという人には良さそう。実売価格は26,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □G-MAX・MA2UB(http://www.vertexlink.co.jp/product/platform/giga/g_max_ma2ub/main.html) |
MPEG-2に対応したTVチューナー付きPCIキャプチャカードの登場ラッシュが続く中、今度はAOpenからミドルクラスで定番になりそうな注目株が登場した。AOpenは以前から「VA1000」というTVチューナー付きカードを出していたが、今度は新たに改良版の「VA1000 Plus」を投入してきた。TVチューナーをノイズ対策付きのステレオ対応品に変更したほか、サイズを縮小してLowProfile PCIにも対応、さらにキャプチャソフトとしてiEPG対応のPowerVCR TV Editionを同梱し、iモードやJ-Skyを利用して外出先から予約録画ができるソフトReserMailも付属している。もちろん、マニュアルも含めて完全日本語対応でリモコン付属。実売価格は10,980円~12,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。モノラル対応ならば、ほかに安い製品はたくさんあるが、1万円強でこれだけ機能を詰め込んだ製品は珍しい。LowProfile PCIなので、小型のサブPCに内蔵してみるのもいいかも知れない。 □VA1000 Plus(http://www.aopen.co.jp/products/video/va1000plus.htm) |
今度はピンクだった…。オリジナルカラー基板の個性的なメモリを発売しているITCが新たに発売したのは、黒/赤/青に続いて今度はピンク色。ピンク色の基板を採用した製品としては、過去にAOpenがマザーボード「AX3S Pro(Sweet Kiss)」を出したことがあるが、メモリではこれが初めて。例によってメモリチップ上には黒いアルミ材がはりつけられているため、全てがピンク色というわけではないが、それにしても見た目のインパクトは強い。メモリの種別はPC133(CL=2)対応の256MB。マザーボードでは、ほかに紫色の製品がいくつか出ているので、これらと組み合わせるというのもひとつの手かもしれない。実売価格は5,580円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □ITC(http://www.point-itc.co.jp/) |
もしNetMeetingなどを使ってインターネット電話を使おうとしている人、もしくはすでによく使っているという人がいたら、より本物の雰囲気を出すために、受話器の形をしたマイクとスピーカーのセットはどうだろう。T-ZONE. PC DIYでは、AME Optimedia Technologyというメーカーの黒いUSB受話器「USB VoIP Model IPO-166」を販売中。見た目は本物の受話器そのものだが、ケーブルの先にはUSBコネクタがあり、これをPCに接続すれば自動的にマイクとスピーカーとして認識されるというもの。デバイスドライバーはOSに標準のものを使うというから、気軽に使うそうだ。実売価格は2,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □USB VoIP(http://www.ame-group.com/pages/frame_center_usb_voip_series.htm) |
玄人志向の独自路線がついに他メーカーにまで影響を与え始めたらしい。というのも、AOpenが今週発売したApollo KT266チップセットを搭載したSocket Aマザーボード「AK77 Pro」はちょっとした不思議な製品内容で、玄人志向のキャラクターを参考にしたと見られるサングラス男のイラストまでついているのだ。マザーボード自体はいたって真面目な作りなのだが、なぜかIEEE-1394がオンボードでもないのに、ビデオ編集ソフトの「MegaVi DV」がバンドルされており、箱パッケージの側面にはサングラスをかけた謎の男の絵といっしょに「えっ!?限定1394枚バンドル マジっすか?というか何で…」というメッセージ付きシールが貼り付けられている。1,394枚というIEEE-1394にひっかけた数字も含めて「マジっすか?」という感じだが、最後にしっかり「バンドルソフトを使用するには別途IEEE1394カードが必要です」と真面目に注釈をつけているところが、また笑えてしまう。ちなみに、編集部が知る限り、このサングラス男のモデルはAOpenの某マネージャーのようだ。DDR対応のSocket Aマザーボードを探している人は、こんなオマケ付きの製品も検討してみてはいかが?実売価格は17,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □エーオープンジャパン(http://www.aopen.co.jp/) |
先週から各店が予告していたTyan製の廉価なDual Athlon対応マザーボード「Tiger MP」の発売は、残念ながら発売日程が延び、今週ではなく来週の21日(火)になったようだ。各店の話によると、代理店側からTyanの正式な製品発表が20日(月)になったため、発売はその翌日にして欲しいという連絡が急遽入ってきたのだという。やや肩透かしの感もあるが、逆に週明けにはなんの問題もなく確実に発売されそうだ。ショップによっては発売日より先に商品が入荷し、それを発売日まで温存することになるとのこと。なお、TWO-TOP秋葉原1号店とスリートップでは「Tiger MP」のサンプル展示を始めており、実物はここでチェックすることができる。また、サンプル品に付属しているRev0.9のマニュアルには、Dual Duron MPにも対応しているとの興味深い記述もある。Dual AthlonもしくはDual Duronの環境にしたいという人にとっては、お楽しみは来週というわけだ。 □Tyan(http://www.tyan.com/) |
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