既に発売されている同種製品が「可変抵抗を使って電圧を直接変更する」という仕組みだったのに対し、この製品では「FET（電界効果トランジスタ）とPWM変調を使って電圧を変更する」しくみになっており、「抵抗器による発熱がないため、長時間運用しても安定している」（システムテクノロジーコーポレーション）のが特徴。また、設定値を低くした場合でも、電源投入後3秒間は100％の電圧出力を保持するため「回転開始に必要なトルクが足りずに回転が始まらなかった」というトラブルも発生しないという。

　電圧調整はつまみで行う構造で、現在の調整レベルを示すLEDもついている。

　製品タイプは、基板のみのST-01とブラケット部取り付け用金具がついたST-02の2タイプ。ST-01に関しては5インチベイやシリアルポートの空きパネルへの固定方法が同社のWebサイトに紹介されている。

　パソコンハウス東映では店頭デモを実施中。

[撮影協力:高速電脳とパソコンハウス東映とコムサテライト3号店]

　冷却のしくみは「CPUから発生した熱を、ヒートパイプを使って3カ所のフィンに運搬し、フィンの部分で放熱する」というもので、同社によれば2GHzクラスのCPUにも対応するという。

　「ファンレスで使用できる製品」とはされているが、同社のWebサイトには「冷却性能を最優先にするならば、ケースファンの風がCPUクーラーに当たるようにしたり、ケース内の温度を下げるなどといった工夫が必要」といった注意書きがある。

　ほとんどショップでは「何らかのファンと組み合わせて使うようにしてほしい」として販売中。

[撮影協力:CUSTOMとコムサテライト3号店]

　搭載ファンが5,400rpmから6,800rpmの高速モデルに変更されている。

　対応クロックについては明らかにされていない。

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[撮影協力:コムサテライト3号店]