赤外線照射機能を備えた専用カメラ(USB接続)と、額に貼り付ける銀色の反射シール(直径約6mm)を組み合わせた製品で、シールが反射した赤外線によりシールの位置がPCに伝えられ、その情報でマウスカーソルが移動するしくみ。
　クリックに関しては「キーボードを使う」「上位モデル向けオプションの板状スイッチを利用する」「（上位モデルの付属ソフトで利用できる）dwell clickingを行なう」の3通りの手法が挙げられている。この「dwell clicking」はマウスカーソルがアイコン上などに留まることで専用の「dwell clicking button」が画面上に現れ、そのボタンを通じて左右ボタンのクリックやドラッグ開始を指示するもの。判定時間は0.5～5秒の間で調整でき、ソフトウェアキーボードを操作することにも利用できるという。

　また、反射シール以外の「ポインティングデバイス」として、指輪状の反射用リング(RING)や、最大20フィート(6m)の遠方から操作できるというキーホルダー状の赤外線発光ペンダント（WAND）も用意されている。

　ぷらっとホームが販売している製品タイプは、専用カメラと60個の反射シール、2個の反射リング、標準ドライバがセットになった廉価版「track IR Box Set」と、反射リングが付属しない代わりにdwell clicking対応ドライバなどが付属する上位版「track IR AT Box Set」の2製品。交換用の反射用シールや赤外線発光ペンダント、板状のスイッチユニットなどはNaturalPointのWebサイトで別売オプションとして販売されている。

　対応OSはWindows 98SE/Me/2000。

　同社によると「ポインティングデバイス以外への応用も可能」だそうで、例としてPlayStation 2への対応や3Dアニメーションのモーションキャプチャー、TVリモコンの代替などが挙げられており、開発用ツールやサンプルプログラムも公開されている。

[撮影協力:ぷらっとホーム]

　カラーは青色。

[撮影協力:USER'S SIDE本店]

　トラックボールの周囲には左ボタン、中央ボタン、右ボタンが配置されており、グリップ部分にも左ボタンが追加で用意されている。

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[撮影協力:高速電脳とパソコンハウス東映]

　対応インターフェイスはPS/2またはUSBで、本体カラーの違いで「メタリックレッド」「メタリックブルー」「パールホワイト」の3モデルが用意されている。「限定プレミアム仕様」（ロアス）とのこと。