主に組み込み用途向けの製品で、これ1枚でPCのほぼ全機能を備えている。具体的なオンボードデバイスは、CPU、VGA、10/100Base-TX LANインターフェイス×3などで、IDEコネクタ×2やUSB、シリアル/パラレルポートなども利用可能。チップセットはApollo PLE133で、拡張スロットはPCIスロット×2(1コネクタはNEXCOM独自の形状)とDIMMスロット×1。

　コネクタ類のうち、背面部分に用意されているのはVGA、LAN×3、PS/2キーボード/マウス、シリアルポート×1で、このほかコネクタは付属ケーブルを使って引き出す仕組み。また、IDEインターフェイスのプライマリ側はコネクタが縮小された専用タイプになっており、付属ケーブルを使って2.5インチHDDに直結する仕組みになっている。セカンダリ側は通常タイプ。電源コネクタも独自仕様だが、変換アダプタが付属しているため、通常のATX電源が使用できる。

　搭載CPUは「400～667MHz」（NEXCOM）で、高速電脳では667MHz搭載タイプが入荷したとのこと。ただし、同店では既に完売しており、次回入荷に関しては「今のところ未定」としている。

　この製品のバリエーションモデルには、搭載LANチップをRTL8139C×3個からi82559×3個に変更したEBC 563IやDual Ultra160 SCSIインターフェイスを備えるというEBC 563RS/EBC 563ISなどがある。

　C3にはCPUクーラーが取付けられている。

[撮影協力:高速電脳]