正式発表も済んで、アキバではNorthwoodコアを搭載したPentium 4の種類が増えている。年明けから新たに出回りはじめたのは、すべて正規代理店から出荷されたリテールパッケージで、2A GHzと1.80A GHzの2モデル。2A GHzはバルクが先に出回っていだが、リテールパッケージはこれが初。これでNorthwoodコアのPentium 4は1.80A~2.20GHzまで計3モデルがそろったことになる。このほか、一部正規代理店がショップ向けにアナウンスしている内容によると、1.6A GHzも来週には出荷されるという。TWO-TOP秋葉原1号店の価格表によれば、1.6A GHzの予価は23,800円。ただし、1.6A GHzと1.8A GHzの入荷量は極めて少なく、デビューと同時に品薄状態に陥る見込みとのことで、今後の見通しもはっきりせず、手に入れるのは至難の業となりそうだ。実売価格は1.80A GHzが30,980円~38,980円、2A GHzが49,800円~64,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
□Pentium 4(http://www.intel.co.jp/jp/pentium4/) |
Socket 370で最速の環境を作ろうとしている人には朗報だ。BLESS秋葉原本店では、Socket 370用CPUとして最高の動作クロックとなるPentium III-S 1.40GHzの受注販売をはじめている。受注価格は45,800円。同店によると、あるIntelの代理店がリテールパッケージ品を在庫として持っているのは確認済みで、受注後3日という条件で受注しているという。Pentium III-S 1.40GHzは、2次キャッシュもPentium IIIの倍に当たる512KBを搭載しており、パフォーマンスの点ではかなりの期待が持てる。なお、このほかUSER'S SIDE本店なども近日入荷を予告している。 □Pentium III-S(http://www.intel.com/eBusiness/products/workgroup/uniserver/148.htm) |
これまで866MHzモデルが最上位だったC3に新型モデルが登場、新たに900A MHz(100MHz×9)と933A MHz(133MHz×7)がリテールパッケージ品として出回りはじめた。933A MHzに関しては、2001年12月に高速電脳が入荷時期を「1月中旬予定」としてサンプル展示をはじめていたが、それよりやや早い登場となった。なお、今回出回ったのは人気の缶入りではなく、紙箱に入れられたリテールパッケージ。箱にはどこにも動作クロックの表記がされてないため、ショップでは独自に「C3 Ezra 900MHz」などのシールを貼り付けて販売中だ。実売価格は900A MHzが8,270円~8,580円、933A MHzが8,770円~8,880円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □C3(http://www.via.com.tw/en/viac3/c3.jsp) |
100GB超の大容量製品やUltra ATA/133対応の製品がIDE HDDの中で増えつつある中、インターフェイス側の進歩も徐々に進みはじめている。今週登場したのは、VIAの最新SouthBridgeチップVT8233Aを搭載したマザーボードで、このチップはUltra ATA/133対応であると同時に、137GB超の大容量HDDを管理できるBig Driveにも対応しているのが特徴。店頭に並んだのは、SouthBridgeにVT8233Aを採用したGIGABYTE製のApollo KT266Aチップセット搭載Socket Aマザーボード「GA-7VTXE+」「GA-7VTXH+」の2製品で、実売価格は前者が13,980円~15,999円、後者が14,480円~16,999円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。これを皮切りにVIA製チップセット搭載マザーボードは続々とSouthBridgeがVT8233Aに切り替わっていくものと見られ、Ultra ATA/133とBig Driveの普及が急速に進むことになりそうだ。 □VT8233A(http://www.via.com.tw/en/Digital%20Library/maxtor.jsp) |
CD-R/RWドライブの記録スピードが、ひっそりと更新された。これまでスピード競争は三洋電機やYAMAHAなどといった国内メーカーがしのぎを削ってきた印象が強いが、2002年早々に記録を更新したのは台湾の周辺機器メーカーであるLITE-ON。製品は「LTR-32123S」で、スペックはCD-R書き込みが32倍速、CD-RW書き換えが12倍速となっている。これまで、それぞれCD-RとCD-RWの最速書き込みスペックを単独で持っていた例はほかにいつくかあるものの、両方がセットになっている製品は、これが初めて。書き込みエラー防止機能としてSMART-BURNが搭載されているので、書き込み失敗の心配もなく、まさにスペック的には現時点で最高といえる。ただし、流通ルートがしっかりしている国内メーカーのものとは違い、1店のみの取り扱いとなっているところが難点。実売価格は15,970円と低価格なので(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、とにかくスピード第一の人は手に入れてみるといいだろう。 □LTR-32123S(http://www.liteonit.com/english%2d%2dp-rw32102.htm) |
キューブ系小型自作PCキットのTualatin対応化がまた進み、今週は新たに2製品が新型番で登場している。まず、キューブ系自作PCキットの元祖とも言えるエムシージェイの「CUBE-24」が、TualatinコアCPU対応モデル「CUBE-24T」となって新たにデビューを飾った。これは、アルミ製の小型PCケースはそのままに、マザーボードをTualatinコアCPUに対応したShuttle製FV24(Version 3.1)に変更したもので、実売価格は前モデルとほぼ同じ36,800円~37,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。また、5インチドライブベイを2つ持つ星野金属の「Pandora」も、マザーボードをShuttle製FV24(Version 3.1)にすることで「Pandora Plus」という型番となり、今週から各ショップに出回り始めている。こちらの実売価格は43,800円~44,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。これで、このジャンルの製品はほぼ全てがTualatin対応になったことになる。 □CUBE-24T(http://www.mcjpc.com/new/index.html#cube) □Pandora Plus(http://www.soldam.co.jp/barebone/pandora_plus/) |
JOYTECHからRADEON 7500を搭載したビデオカードの新製品「ARV200A1NLD-128M」が発売になった。この製品の特徴は、RADEONシリーズ搭載製品では初めて128MB(SDR SDRAM)の大容量メモリを搭載していること。これまでにも128MBのメモリを搭載したビデオカードは幾つか発売されたものの、その種類はSiS315やGeForce2 MX400搭載製品など非常に少ない。大容量メモリを搭載したビデオカードの選択肢が、これで少しだけ増えたことになる。なお、この製品はVGAコネクタのほかにDVIコネクタやビデオ出力コネクタ(S端子)が用意されており、さらに付属のVGAコネクタ追加用ブラケットを利用することで、VGAコネクタ×2でのデュアルディスプレイも可能になっている。実売価格は12,980円~13,200円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □JOYTECH(http://www.joytech.com/) |
アップグレード用アイテムを得意とするPowerLeap(FriendTech)から、また注目を浴びそうな新製品が近日登場する。今度は、2001年11月に発売されて注目を浴びた、Slot 1マザーにTualatinコアCPUを搭載可能にするアダプタ「PL-iP3/T」のSocket 370版で、製品名を「PL-370/T」という。外観はいわゆるCPUソケットの“ゲタ”で、Tualatin非対応Socket 370マザーボードであっても、これとセットでCPUを差し込むだけで、最新のTualatinコアを採用したCeleronやPentium IIIを動作させることができるという。現在、OVERTOPでサンプル品を展示中で、入荷時期は1月下旬とのこと。同店の告知によると、ASUS CUSL2やABIT BM6、Tekram S381-M+などで動作を確認できたという。PowerLeapの国内代理店であるロンテックでは簡単な製品情報ページも公開中だ。価格は未定。 □PL-370/T(http://www.lontec.co.jp/PL-pro/370t.html) |
賞金総額6,000万円が用意された「冬の電気まつり」の当選番号が13日(日)に発表された。当選番号はすべて各組共通で1等現金30万円が146908、2等現金1万円が103498、118434、131191、140364、149192、105486、119671、135870、143203、152915、109655 、119999、136647、145863、155784、109707、122428、138455、146078、157551、110706、126309、139098、146534、157743、111065、127263、139917、148188、159172となっている。当選した抽選券は3月31日(日)まで発行店で引き換えられるとのこと。抽選券を保管している人は、チェックしてみるといい。 □秋葉原電気まつり 当選番号発表(http://www.akiba.or.jp/2001winter/happyo.html) |
2001年11月に突然「撤退」という表現を使って大改装を表明して注目を集めたアキハバラテパートが、年明け直後に具体的な改装計画を明らかにした。店舗付近の大きな張り紙は一部内容が書き換えられ、「来春アキバ系SCに大変身」という記述が「3月アキバ系SCに大変身」となり、「1/26(土)まで」という記述も付け加えられた。同デパートのホームページによると、11日(金)から閉店セールを開催し、26日(土)に2Fと3Fが改装工事のために閉店、そして3月に新装開店する計画という。8日(火)付けでホームページ上には「オヤジ・ギャグでのご挨拶」という冗談半分で書かれた挨拶文も掲載され、ここにはデパートの名前が変わることを示唆する内容も出ている。また、「ゲ―ム&アニメグッズ中心の店に生まれ変わります!」と、新たな店舗構想をはっきりと公式に表明した点も注目に値すると言える。駅と直結したアキバの老舗デパートの大改装がいよいよこれで始まることになる。 □アキハバラデパート(http://www.mono.co.jp/akihabara/) |
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