Pentium 4用では唯一?ISAスロットを持つSocket 478マザー展示中
その製品とはMSIのSocket 478マザーボード「845 Pro4(MS-6391)」。USER'S SIDE本店でサンプル品の展示が行なわれており、実際に黒いISAスロットが基板上に存在しているのを確認できる。
もともとi845チップセットはSouthBridgeにあたるICH2がISAバスをサポートしていないため、もちろん標準ではISAスロットをマザーボード上に搭載することはできないが、この製品ではWinbondのPCI to ISA BridgeであるW83628Fを乗せることでISAバスを利用可能にし、1本だけISAスロットを備えている。こうしたPCI to ISA Bridgeを使った例は過去には相当な数があったが、ISAへのニーズが激減した最近では非常に珍しい。特にPentium 4用の478ピンのCPUソケットとISAスロットの組み合わせというのは普段見慣れないだけに、まさに“異色のコンビ”といったところ。
同店では入荷時期などについては明らかにしていないが、海外の通販サイトなどではすでに販売されている製品であるため、アキバのショップ店頭に登場するのもそう遠くはないと見られる。
Pentium 4マザーボードでISAバス用のカードを使いたいという人にはなんとも待ち遠しい製品だろう。
□845 Pro4(Micro-Star International)
http://www.msi.com.tw/products/mainboard/mainboard.php?model=MS-6391
□W83628F(Winbond Electronics)
http://www.winbond.com.tw/e-winbondhtm/partner/b_2_d_3.htm
(MSI 845 Pro4) |
[撮影協力:USER'S SIDE本店]
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