GeForce4 Ti 4600搭載ビデオカードが登場、第1弾はLeadtekから
巨大なクーラーを装備した「WinFast A250 Ultra TD」、実売価格は6万円台

【パッケージ】	【WinFast A250 Ultra TD】
【裏側にもヒートシンク】	【かなりの厚み】
【ヒートシンクをはずすと…】	【NV25 ULTRA】
【同梱品(1)】	【同梱品(2)】

　正式発表以来、パワーユーザーの間でその登場が待たれていたGeForce4シリーズ最上位のビデオチップGeForce4 Ti 4600を搭載したビデオカードがついにデビューを飾った。

　登場したのは128MBのDDRメモリを搭載したLeadtekの「WinFast A250 Ultra TD」で、実売価格は59,990円～65,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）というかなりの高価ながら、期待度が高かったことに加え各ショップとも入荷数がかなり少量だったため、すでにほとんどのショップが売り切れという状態になっている。

●GeForce4シリーズ最上位モデル

　GeForce4 Ti 4600ビデオチップのスペックはコアクロックが300MHz、メモリクロックが330MHz、メモリ帯域幅が10.4GB/sなどで、描画性能はフィルレートが48億AA Samples/s、演算能力が1兆2,300億ops（operations per second）などとなっている。もちろん数値的には前モデルのGeForce3 Ti 500（38億4,000万 AA Samples/s、9,600億ops）を十分上回っており、GeForce4 Ti 4600がいかに高速性を持ったビデオチップであるかを物語っている。

　そのほか、アンチエイリアス使用時のパフォーマンス低下を抑えるAccuview Antialiasingや、ビデオメモリへのアクセス負荷を軽減するLightspeed Memory Architecture II、マルチディスプレイ機能nViewなどをサポートする点は、すでに登場しているGeForce4 MXシリーズと同様だ。

●巨大なクーラーが特徴

　さて、GeForce4 Ti 4600搭載ビデオカードの第1弾となった「WinFast A250 Ultra TD」だが、先に登場している各社のGeForce4 MX440搭載ビデオカードと同様に冷却構造が独特で、カードの両面を大型のヒートシンクで覆い、ビデオチップを搭載している表面にはフィルター付きのファンをなんと2ヶ所に取り付けるという“ハード”なものになっている。そのヒートシンクもかなりの厚みで、やはりGeForce4 Ti 4600ビデオチップやメモリチップの発熱量はかなり多めのようだ。

　VGA、S-Video、DVI-Iの各出力コネクタを備えたブラケット部が金メッキ加工されているというのも特徴のひとつ。機能的な意味があるのかどうかは不明だが、最速ビデオカードにふさわしく見た目も高級に、ということなのかもしれない。

　現在最速といえるGeForce4 Ti 4600ビデオチップを搭載するだけに、注目度は抜群のこの「WinFast A250 Ultra TD」。非常に高価なのが難点だが、最速ビデオカードを手に入れたいという人には見逃せない製品だろう。

　なお、BLESS秋葉原本店によると、12日(火)か13日(水)にはSPARKLE製のGeForce4 Ti 4400搭載ビデオカード「SP7200T4 GF4-Ti4400」とGeForce4 Ti 4600搭載ビデオカード「SP7200T6 GF4-Ti4600」が入荷する予定とのこと。予価は、それぞれ39,800円、56,800円。また、T-ZONE. PC DIY SHOPでは、GAINWARD製のGeForce4 Ti 4400/4600搭載製品が週明けに入荷する見込みという。

□WinFast A250 Ultra TD（リードテック・ジャパン）
http://www.leadtek.co.jp/www/gf4/a250_ultra_tdj.htm
□GeForce4 Ti 4600（NVIDIA）
http://www.nvidia.com/view.asp?PAGE=geforce4ti

（Leadtek WinFast A250 Ultra TD）

[撮影協力:BLESS秋葉原本店とT-ZONE. PC DIY SHOPとTSUKUMO eX.]

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