縦置きした場合の幅が広がり、本体サイズは高さ335mm×幅138.5mm×奥行き290mmへとやや大きくなっているほか、3.5インチオープンベイが新設されている。マザーボードはASUS製のSiS650搭載Socket 478マザーボード「P4S333-VF」で、チップセット内蔵機能によるVGA出力、サウンド、10Base-T/100Base-TX対応LANなどの豊富な機能を備えている。メモリスロットはDDR DIMM×2。拡張スロットはAGP×1、PCI×2だが、いずれもケースの仕様からLowProfileタイプのみとなっている。

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとTSUKUMO eX.]

　先週発売されたMobile Pentium 4-Mではなく、一般のデスクトップ用Pentium 4に対応した製品で、対応メモリもデスクトップPC向けのPC2100対応DDR SDRAM DIMM。HDDは2.5インチHDDに対応している。

　デスクトップPCの代替として設計されている製品で、バッテリーを内蔵せず、PCカードスロットもないが、LANやモデム、USB 2.0、IEEE-1394、DVD-ROMドライブなどといった豊富なインターフェイス/デバイス類を内蔵している。

　液晶ディスプレイは15インチTFT(XGA表示)。14インチTFT液晶ディスプレイや1,400×1,050ドット表示の15インチ液晶ディスプレイを搭載したバリエーションモデルもラインナップされている。

　対応CPUに関してはWillamette版Pentium 4が1.4～2.0GHz。NorthWood版Pentium 4が2.0～2.8GHzとされており、CPUクーラーにはヒートパイプと銅を併用した専用品が用意されている。

[撮影協力:高速電脳]

　日本語の組み立てガイドブックが付属している。CD-ROMドライブは別売。

[撮影協力:ツクモパソコン本店IIとコムサテライト3号店]

　ファンレスでCPUを冷却しているのが特徴で、電源部のファン以外は一切ファンを搭載していない。この電源部のファンは「とても静かで、動いているかどうかも判らないほど」（スリートップ2号店）という。

　搭載CPUは、M787CLRが単品販売された際の733MHzよりも低い667MHzだが、ケースを閉じた状態で丸1日ベンチマークテストを動作させても熱暴走せず、ほぼ65℃で安定していたという。

　オンボードデバイスはVGA、サウンド機能とLANインターフェイス。

　スリートップ2号店では16日(土)現在売り切れているが、来週末頃までに再入荷する可能性があるという。店頭デモも実施中。

　なお、発売予告時に「発売する可能性がある」と告知された「ケースファンとファン回転数コントローラ付きバリエーションモデル」については、今のところ入荷予定はないという。

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[撮影協力:スリートップ2号店]

　PCカードスロットとIEEE-1394インターフェイスが削除され、16倍速DVD-ROMドライブが52倍速CD-ROMドライブに変更されている。

　価格は約7,000円ほど安い。

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[撮影協力:コムサテライト3号店]