高クロックのメモリを搭載する謎の“RADEON 7500LE”ビデオカードが登場

【 2002年4月13日号】

高クロックのメモリを搭載する謎の“RADEON 7500LE”ビデオカードが登場

　3月上旬にGIGABYTEから“RADEON 7500LE”という謎のビデオチップを搭載したビデオカード「GV-AR64S-H」が登場したのは記憶に新しいところだが、今週はJetwayからも同じ名称のビデオチップを搭載したビデオカード「RV200LE」が発売となっている。ビデオメモリに64MBのDDRメモリを搭載した製品で、実売価格は10,780円～10,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。
　ATIではRADEON 7500LEという名称のビデオチップは発表しておらず、相変わらず謎の存在だが、今回登場した「RV200LE」はさらに新たな謎を持っている。というのは、ビデオメモリにRADEON 7500ビデオカードの標準メモリクロックである230MHzより高速なSamsung製DDR SDRAM「K4D28163HD-TC40」（最大250MHz）を搭載しているのだ。
　「RV200LE」の実動メモリクロックは動作させてみないと分からないとはいえ、標準より高速なビデオメモリを搭載しておきながら名称が“LE”というのも奇妙な話ではある。さらに、パッケージ裏面に書かれている「45 million triangles/second」「1.74 gigatexels/second」などといったRADEON 7500LEビデオチップの性能もRADEON 7500と同様となっており、ますますどの辺りが“LE”なのか？といったところだ。
　ほかの64MB DDRメモリ搭載RADEON 7500ビデオカードに比べると価格は安く、ある意味でお買い得の製品であることは確か。仕様に謎が多く、万人にオススメできる製品とはいえないものの、“人柱”覚悟で買ってみるというのも悪くないだろう。
□Jetway Information
http://www.jetway.com.tw/
□関連記事
【2002年3月9日】GV-AR64S-H（今週見つけた新製品）
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020309/ni_i_vc.html#gr75

　（Jetway RV200LE）

[撮影協力:FRESH FIELD ADACHI]

[↑前の記事]：	キューブ系自作PCキットに新作3モデル、ミラーやブラック仕様など
[↓次の記事]：	液晶によるマルチディスプレイ環境に最適なVESA準拠のスタンド発売

戻る　