3月にNEXCOMから登場した基板サイズがわずか143mm×102mmというC3 800A MHz搭載マザーボード「EBC 363」を覚えている人も多いと思うが、このマザーボードをなんと5インチベイサイズという超小型ケースに収めたPC「EBS 1363」が同社から発売となった。実売価格は79,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。正面から見るとPS/2ポートやIEEE-1394ポートなどを備えた単なる5インチベイ用コネクタパネルと間違えてしまいそうなこの製品。ケースサイズは幅146mm×奥行き160mm×高さ41mmと確かにきっかり5インチベイサイズで、ベイに固定するためのものと見られるネジ穴もちゃんと設けられているのだが、左側面にACアダプタ(付属)用のコネクタと電源スイッチが取り付けられているため、実際に5インチベイに装着するにはベイに穴を開けるなど何らかの加工が必要となりそうだ。また、PCとして動作させるには2.5インチHDDとメモリとしてノートPC用のSO-DIMMを別途搭載する必要がある。FDDやCD-ROMドライブなどは外付けタイプのものしか利用できないという不自由さはあるものの、省スペース性においては最近のキューブ系自作PCキットをはるかに上回るものがあるのも確か。実際に5インチベイに搭載して利用するのは難しそうだが、超小型PCとして注目を集めるのは間違いないだろう。 □EBS 1363(http://www.nexcom.com/3-news/press_release/news20020220.html) |
放熱性にも優れるということでロングセラーとなっているグロウアップ・ジャパンのHDD静音化マウンタ「Smart Drive」だが、その販売台数が3万台に到達したことを記念した台数限定(300台予定)モデル「Smart Drive Copper(仮)」が今月末に登場する予定だ。USER'S SIDE本店では現在、そのサンプル品を展示中だ。限定モデルとは、通常のアルミ製マウンタ本体を全て銅で作り直したというもので、なんと付属のネジまで銅製にしてあるというから驚きだ。全てを銅素材にしたことで重量はかなり重くなり、サンプル品を手に持ってみるとズシリとした感触が伝わってくる。グロウアップ・ジャパンによれば「総銅製にしたことで制震性能、冷却性能ともに向上した」とのことで、単に目を引くための記念モデルにとどまらず性能面もアップさせているというから、これはさすがといったところ。価格については通常モデルより高い9,800円程度を予定しているそうだが、この値段でも「原価割れの出血大特価」なのだそうだ。 □グロウアップ・ジャパン(http://www.gup.co.jp/) |
これからUSB 2.0対応環境を構築しようと考えている人に最適といえる製品「USB2.0 ALL-IN-ONE KIT」がアダプテックから発売となった。実売価格は12,699円~12,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。これは同社のPCI接続USB 2.0対応インターフェイスカード「USB2connect2000(AUA-2000LP)」(LowProfile対応ブラケット付き)とUSB 2.0対応4ポートHub「XHub4(AUH-4000)」がセットになった製品で、これまで同社Webサイト上での配布となっていたUSB機器管理ユーティリティ「Adaptec USBControl」も標準で付属しているのも特徴のひとつ。USB 2.0対応のインターフェイスカードとハブの両方が一度に入手できるのはもちろんだが、両者とも同じメーカーの製品ということで安定性に関してもお墨付きというメリットを持つ製品でもある。USB 2.0を標準サポートしたチップセットがデビューしたこともあり、これからUSB 2.0対応周辺機器は確実に増えるはずで、それにあわせて手持ちの環境を簡単にアップグレードするには最適といえそうだ。 □USB2.0 ALL-IN-ONE KIT(http://www.adaptec.co.jp/product/usb/allinone_kit/) |
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