32bit RIMMは、従来の16bit RIMMが「1枚1チャネル」として備えていたメモリバス(RDRAMチャネル)を1枚に2チャネル搭載したもの。論理的には「従来の16bit RIMM2枚を1枚にまとめた構造」ともいえるもので、「(i850のような)デュアルチャネルタイプのシステムでも1枚単位で増設できる」(RAMBUS)という特徴がある。32bit RIMMとして規格化されているモジュールは、「PC800の16bit RIMM2枚分」とも言えるRIMM3200と、「PC1066の16bit RIMM2枚分」とも言えるRIMM4200の2種類。
　物理的なサイズは従来の16bit RIMMとほぼ同じだが、ピン配置やノッチ位置が異なるため対応スロットの互換性はなく、32bit RIMM用には新しい232ピンタイプのコネクタが規格化されている。

　今回発売されたのは、RIMM3200タイプの容量256MB品で、モジュール上のマーキングには「PC800-40」と書かれたもの。入荷数はいずれのショップでもごく少量という。

　32bit RIMMに対応したマザーボードは22日(土)現在発売されておらず、一部ショップが「6月末～7月上旬にASUS製のP4T533が入荷する予定」（BLESS 秋葉原本店やコムサテライト3号店など）としているのみ。

□P4T533(ASUSTek Computer)
http://www.asus.co.jp/mb/socket478/p4t533/overview.htm

[撮影協力:DOS/Vパラダイス秋葉原2号店 Prime館と高速電脳]