現時点では公式な仕様は明らかになっていないが、各ショップには代理店側から「30GBモデルは60GBプラッタの片面使用品」「40GBモデルは80GBプラッタの片面使用品」と連絡を受けているという。Maxtorは「Fireball 3」を正式には発表しておらず、60GBプラッタを搭載した製品はSeagateとSamsungが発表しているのみ。80GBプラッタ搭載製品にいたっては、まだどこも正式には発表していない。

[撮影協力:クレバリー1号店とツクモParts王国とパソコン工房秋葉原店]

　「ダイレクトプラグ方式」とは、内部フレーム内にある基板に直接HDD接続用コネクタを実装し、ケーブルを使わずにHDDと基板を直結する、というもの。信号の流れが「HDD - 内部接続ケーブル - 内部ケース側基板 - 外部ケース側基板」（一般的なリムーバブルHDDケース）ではなく、「HDD - 内部ケース側基板 - 外部ケース側基板」となるため、「抵抗値が低くノイズに強い」（発売元のタオエンタープライズ）ことが特徴という。

　反面、コネクタが基板に直付けされているため、HDDのコネクタ位置と内部基板のコネクタ位置が合わない場合、HDDが接続できないというデメリットがある。このデメリットはコネクタ1個で全てをまかなえるSCA版には存在しないものと思われるが、電源コネクタと信号コネクタが分離しているIDE版や、さらにSCSI ID設定用ジャンパピン接続用コネクタも分離している68ピンSCSI版では注意が必要。なお、IDE版ではこのデメリットに対応するために、電源コネクタを数mmほど移動できる構造になっている。
　具体的な対応HDDに関する記述は特にない。

　このほかの特徴としては、全モデルとも高温検出ブザーや前後2箇所の温度センサー連動ファンを搭載しているという点や、SCSI対応の68ピンコネクタモデルとSCAコネクタ対応モデルは双方向の互換性があるという点がある。。

[撮影協力:ぷらっとホーム]

　USB 2.0接続/3.5インチIDE-HDD用と、USB 2.0接続/2.5インチIDE-HDD用、PCカード接続/2.5インチIDE-HDD用の3製品が発売されている。

[撮影協力:高速電脳]

　最大の特徴であるアクセスランプは、本体上側（縦置き時は側面）に丸く配置された8つのLEDで構成されており、HDDアクセス時には時計のように点滅する。

　電源内蔵タイプの製品。

[撮影協力:コムサテライト2号店]

　電源はUSBもしくはIEEE-1394のバスパワーを利用する方式で、「IEEE-1394とUSBの両方をPCに接続し、転送インターフェイスとしてIEEE-1394を、電力供給源としてUSBを利用する」機能も備えている。

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[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]