Pentium 4 2.50~2.80GHzがフライングで一斉デビュー、価格改定も
新モデル登場と同時に旧モデルの価格は大幅に下落
【パッケージ】 | 【2.80GHz】 |
【スペックシール】 | 【ついに登場】 |
【全新モデル】 | 【価格表】 |
実売価格は2.50GHzが32,799円~39,800円、2.60GHzが49,500円~51,980円、2.66GHzが48,800円~51,980円、2.80GHzが60,800円~69,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●一部でステッピングがC-1に
今回登場したPentium 4は、2.80GHzと2.66GHzがFSB 533MHz、2.60GHzと2.50GHzはFSB 400MHzで、512KBの2次キャッシュを搭載する点などは従来製品と同様だ。外箱のデザインやパッケージングなどにも特に従来モデルとの違いは見当たらない。
ただし、代理店の情報によれば、テストした2.66GHzに関してステッピングが現行のB-0からC-1に変更されているとことが判明しており、CPU裏面にあるキャパシタの形状や配置にも微妙な変化が見られるという(2.66GHzの上位モデルである2.80GHzもC-1である可能性が高い)。正式発表前のためC-1ステップ版の詳細な仕様については不明だが、同じく代理店によれば、Intel製Socket 478マザーボードの「D845GBV」「D845EBG2L」ではBIOSのアップデートを行なわなくても動作したとのことなので、他の既存マザーボードについてもそのまま特に意識せず利用できる可能性は高そうだ。
●価格改定で旧モデルは大幅値下げ
また、22日(木)にツクモ各店が行なったのと同様に、従来モデルの2.53GHzの大幅値下げに踏み切るショップが続々と現れている。複数のショップで30,000円前後という価格になっており、かなりお買い得感が高くなっている。おそらく今回の新製品登場を受けて、とりあえず従来モデルの最高クロックの2.53GHzだけを「緊急値下げ」したものと思われるが、むしろ数日前の価格から半額近くまで落ちた2.53GHzのほうがコストパフォーマンスの点で狙い目かもしれない。
コスト重視のユーザーには大幅値下げが始まりつつある従来モデルのほうが魅力的に映りそうだが、ハイパフォーマンスを目指すのであれば、特に今回登場した中でもPentium 4では最高クロックとなる2.80GHzの存在は見逃せないところだ。
対するAMDも先日、新製品のAthlon XP 2600+/2400+を正式発表しており、今後も両社のクロック/プライスバトルは熾烈を極めそうだ。
□Pentium(インテル)
http://www.intel.co.jp/jp/products/desktop/processors/desktop/pentium4/
(Intel Pentium 4 2.50GHz) | |
(Intel Pentium 4 2.60GHz) | |
(Intel Pentium 4 2.66GHz) | |
(Intel Pentium 4 2.80GHz) |
[撮影協力:高速電脳とカクタソフマップとBLESS 秋葉原本店]
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