東京三菱銀行秋葉原支店が閉店へ、ランドマークがまた大きく変化?
同店は、アキバでのショッピングの際に財布代わりとして利用する人も多いほか、ここに取引口座を持つショップも多く、アキバにかかわる人にとってはかなり衝撃的なニュースだ。給料日後やボーナス時期の週末になると、家電製品やPC関連などのショップで買い物をしようという利用客でATMコーナーに長蛇の列ができることも多い同店だが、同店がこれほどまでに多くの人に利用されるのは、やはり神田明神通りと中央通りの交差点に位置するという立地条件の良さにある。それだけに、周囲のショップでは同店の閉鎖が売り上げに影響しなければよいがと危惧するところも少なくないだろう。
ちなみに配布中のパンフレットによれば、同店が開設されたのはなんと今から89年も昔の1913年(大正2年)。これほど長く続いた店舗を閉鎖するというのだから、同社にとっても重い選択だったに違いない。
実はこれ、そもそも同店が入っている日本通運本社ビルのリニューアルにかかわるもの。日本通運はJR新橋近くの汐留地区に建設中の新本社ビルへ数年後に移転する予定があり、現本社ビルは賃貸などで活用する計画が以前から明らかにされていた。それがいよいよ具体的に進み始めたというわけだ。このビルはアキバでも稀に見る目立つ物件のため、ここがこのあとどう利用されるのか、大きな関心の的になりそうだ。
2月には銀座線末広町駅近くにあったシティバンク秋葉原支店も閉店しており、これで大通り沿いに面する大手銀行は、蔵前橋通りとの交差点に位置するUFJ銀行(ブロックF2-[f4])のみということになる。アキバフリークにとっては辛い状況だが、とりあえずアキバに出向く前に自宅近くの銀行などで忘れずに資金を調達しておくといった対策を取るしかなさそうだ。また、最近ではATMを置くコンビニも増えつつあるので、いざというときはこうしたところをチェックしてみるのもよいだろう。
□店舗の統合情報(東京三菱銀行)
http://www.btm.co.jp/infoConsolidations/20021209.htm
□日通 本社ビルを建設(日本通運)
http://www.nittsu.co.jp/press/2000/20000512_1.htm
(AKIBA PC eArena) |
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