先々週発売された3Ware製Serial ATA対応RAIDカードの4チャネルモデル「Escalde 8500-4」と8チャネルモデル「Escalde 8500-8」に続き、「Escalde 8500」シリーズでは最上位となる12チャネルモデルの「Escalde 8500-12」が発売となった。実売価格は126,000円~128,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。「Escalde 8500-12」はこれまでに登場している「Escalde 8500」シリーズと同様に、同社製Ultra ATA/133対応IDE RAIDコントローラとMarvell製Serial ATAブリッジチップを組み合わせることでSerial ATAインターフェイスの利用を実現している製品。基板の両面に数々のチップやSerial ATAコネクタなどが所狭しと配置されている様が非常に印象的だ。単品で入手可能なパラレル-シリアル変換アダプタがやや高価なことを考えると、現状では「Escalde 8500-12」の持つ12チャネルものSerial ATAインターフェイスも宝の持ち腐れといったところだが、Serial ATA対応HDDを利用した大容量ディスクアレイの構築を考えている人にとって要チェックの製品であることは間違いない。なお、付属のSerial ATAケーブルは12本で、50cm×8本、1m×4本という構成になっている。 □Escalde 8500(http://www.3ware.com/products/serial_ata.asp) |
5インチベイサイズというコンパクトさが人気を呼び、発売当初は売り切れ店が続出したクイックサンの超小型自作PCキット「Opera Piccolo」に、CD-R/RW/DVD-ROMコンボドライブを搭載した青色モデルが登場した。実売価格は59,800円~60,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。今回登場したのは、新色となる青色の筐体にNEC製の薄型CD-R/RW/DVD-ROMコンボドライブ「CB2100A」(CD-R/RWライト8倍速、DVD-ROMリード8倍速)を搭載したモデルで、それ以外の筐体サイズや装備するインターフェイスなどといった仕様は従来モデルと同様となっている。「CB2100A」のベゼルカラーは艶なしの黒だが、青色の筐体ともよくマッチしており違和感を感じることはない。もともと人気が高かった製品だけに、今回のカラーバリエーションモデルの登場でさらに注目を集める存在となりそうだ。 □Opera Piccolo(http://www.quixun.co.jp/product/piccolo.html) |
ようやくLANアダプタにもUSB 2.0対応製品が登場した。製品は、タイムリーが発売した10Base-T/100Base-TX対応の台湾Double H Technology製「DH-USB2/ETH」で、実売価格は3,480円~3,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。従来のUSB接続タイプのLANアダプタは、100Base-TXをサポートしていてもUSB 1.1インターフェイスの最大12Mbpsという伝送速度がネックとなり本来の転送速度を実現できないでいたが、この「DH-USB2/ETH」は480Mbpsの高速転送をサポートするUSB 2.0インターフェイスに対応しているということで期待の持てる製品といえる。パッケージには「USB to 10/100Mbps Fast Ethernet」とあるのみで実効速度の具体的な数値が記載されておらず、その点では人柱的アイテムといえなくもないが、価格も手頃なので導入にチャレンジしてみるのも悪くないだろう。ただし、USB 2.0で接続できるのはWindows 2000/XP環境に限定されているので要注意だ。 □DH-USB2/ETH(http://www.doubleh.com.tw/dh-usb2-eth.htm) |
星野金属の元祖キューブ型自作PCキット「Pandora」シリーズ久々の新モデルとなる「Pandora Quatre(パンドラ キャトル)」がソルダムから近日中に発売される予定だ。ツクモParts王国で13日(金)発売予定としてサンプル品の展示が始まっている。「Pandora Quatre」の従来モデルとの最も大きな違いは、対応CPUがSocket 370からSocket 478へと変更された点だ。マザーボードは同社の「ALTIUM SBS」などにも採用されているSiS651チップセット搭載の「FS51」で、FSB 533MHzやUSB 2.0をサポートするほか、AGP/PCIスロットが各1本ずつ使用可能となっている。また、PCケースの基本デザインは従来の「Pandora」シリーズを踏襲しているが、サイズがやや大きくなったほか、細かな部分では角に丸みを付けたり両サイドに通風孔を設けたりといった変更もなされ、とくに背面ケースファンの位置を上下に5段階移動させることができるのは冷却面にこだわる人にとっては見逃せない点だろう。カラーバリエーションはホワイトパールマイカ、シルバー、ブラックの3種類が用意される。ソルダムによると、予価はホワイトパールマイカが53,800円、シルバーとブラックが51,800円。 □ソルダム(http://www.soldam.co.jp/) |
フロントパネルに書かれた大きな「X」の文字が印象的なミドルタワーケース「Xaser II」シリーズがThermalTakeから発売になった。今回登場したのはブラックカラーのスチール製ケース「Xaser II 5000 Plus(A5420A)」とシルバーカラーのアルミ製ケース「Xaser II 6000 Plus(A6420A)」の2種類で、実売価格は「Xaser II 5000 Plus(A5420A)」が23,800円~26,800円、「Xaser II 6000 Plus(A6420A)」が26,800円~29,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。「Xaser II」シリーズを表わす大きな「X」の文字が書かれたフロント部はドアのように開閉できるカバーとなっており、開くと5インチベイ×3や3.5インチベイ×2、電源スイッチなどにアクセスできる。そのほか、フロントの上部に、ファンの回転速度を3段階で調節できるスイッチや温度計などを備える点や、透明アクリルパネル付きのサイドカバー(左側のみ)を用いているのもこの製品の特徴だ。このサイドカバーにはオレンジ色のケースファンも取り付けられており、なんとも派手な印象だ。ケースファンが全部で5個標準で付いているという点も、冷却性能にこだわる人には見逃せない点だろう。 □Xaser II(http://www.thermaltake.com/products/caseMenu.htm) |
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