発売された製品は、「温度センサー重視タイプ」のMB-500と、「POSTコード表示機能付き」のMB-600の2モデル。基本機能である「3.3V/5V/12Vの電圧を表示するレベルメーター」や「過電圧/ファン停止/過熱時のアラーム鳴動」「温度センサー連動のファン回転数変動機能」は両モデルとも共通。2製品の違いは、温度センサーのチャネル数と、前面右側に搭載している数字表示用LEDの表示内容で、MB-500が「温度センサー3チャネル/数字表示用LEDは温度表示用」なのに対し、MB-600は「温度センサー1チャネル/数字表示用LEDはPOSTコード表示専用」となっている。

　温度センサー連動機能については、設定温度を25℃/35℃/45℃の3段階から選択でき、「設定温度以下：ファン回転数1/2」「設定温度：通常回転」「設定温度＋10℃以上：通常回転＋アラーム鳴動」と動作することになるという。

　前面パネルにはアラーム停止スイッチやアラーム時の問題点を示すLEDなどを搭載しており、本体後部は3.5インチHDDマウンタとしても利用可能。MB-600に付属するPOSTコード検出カードはPCI接続タイプ。

　機能説明は外箱に書かれた内容がほぼ全てで、MB-600に付属するPOSTコード表示機能用マニュアル以外のマニュアルは付属していない。なお、コムサテライト3号店の実験によると、ファン接続用電源コネクタ(4個)の隣にある4個のジャンパピンは、それぞれのファン停止センサーの有効/無効を示すもので、これをショートさせないとファン停止センサーが有効にならないそうだ。同店では店頭デモ中。

　メーカーはTOPOWER。

[撮影協力:コムサテライト3号店]

　既に発売されているMB-100の上位モデルで、ケースファン3個を回転数をAUTO/LOW/MIDDLEの3段階に調整できる機能や3種類の温度センサーを切り替えて表示できる機能などは同じもの。新機能としては、POSTコード表示機能が搭載されており、POSTコード表示専用LEDも新設されている。付属のPOSTコード入力用カードはPCI接続タイプ。

　搭載している前面コネクタはUSB、IEEE-1394、サウンド入出力などで、いずれも背面引き回しタイプ。本体後部は3.5インチHDD用マウンタとしても利用可能。

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[撮影協力:コムサテライト2号店]

　前面ファン付きのHardCano 6と、前面ファンの代わりに温度表示用液晶パネルを備えたHardCano 7の2製品が発売されている。

　搭載している前面コネクタはIEEE-1394とUSB、サウンド入出力(HardCano 6のみ)で、いずれも背面コネクタ引き回しタイプ。

[撮影協力:SuperCOM]

　付属の接続ケーブルはヘッダピン接続用と背面コネクタ引き回し用の2種類。バスパワー動作のほかにACアダプタを利用したセルフパワー動作にも対応しているが、ACアダプタ自体は付属していない。

　似たような製品としてはPOWER-WINのPRO IIやノーブランドのYW-32が発売されている。

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[撮影協力:パソコンCityパーツ館]