一つの5インチベイでUSB 2.0ハブ、IEEE-1394リピータ、メモリカードリーダー/ライターという機能の異なる3種類のインターフェイスが利用できるインターフェイスキット「H-BOX」が登場した。実売価格はフレームユニットが1,180円~1,780円、各インターフェイスを備えたカートリッジが各3,580円~4,680円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
このキットは、フレームユニットを5インチベイに取り付けることでUSB 2.0ハブ、IEEE 1394リピータ、メモリカードリーダー/ライターの各インターフェイスを備えたカートリッジをHDD用リムーバブルユニットのように交換して利用できるようになるというユニークな製品。メモリカードリーダー/ライターはコンパクトフラッシュ、スマートメディア、SD、MMCに対応している。
ただし、各機能を利用するにはPC本体がUSB 2.0、IEEE-1394の各インターフェイスを装備していることが必要。フレームユニットの背面からはUSB、IEEE-1394、4ピン電源(HDDなどのドライブ機器と同形状)の各コネクタに接続するためのケーブルが伸びている。
ちなみにカートリッジ本体はそれぞれで色は異なっているが、部品自体は共通のもの。背面にあるフレームユニットとの接続部には3種ともUSB、IEEE-1394、電源の各コネクタが用意されていて、例えばUSB 2.0ハブモデルでは使用しないIEEE-1394コネクタに樹脂製のキャップが被せられているといった具合になっており、ややチープな印象も受ける。
電源供給方式はUSB 2.0ハブとIEEE-1394リピータがセルフパワー、メモリカードリーダー/ライターがバスパワー。各カートリッジは単体で利用することも可能で、USB 2.0ハブとIEEE-1394リピータの各モデルにはACアダプタが付属している。
USB 2.0ハブ、IEEE-1394リピータ、メモリカードリーダー/ライターの3種類を切り替えて使用することにそれほどニーズがあるとも思えないが、HDD用リムーバブルユニットのような構造を採用したインターフェイスキットというのは珍しく、ドライブベイの少ないPCには有効的に使えるかもしれない。
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[撮影協力CUSTOMとコムサテライト3号店とTSUKUMO eX.]