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【 2003年3月15日号 】
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その他のニュース
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- Serial ATA対応の外付けHDDケースが玄人志向から発売に
3.5インチのIDE HDDをSerial ATAインターフェイスを用いて外付けで利用できるというHDDケース「GAWA3.5-SATA」が玄人志向から登場した。実売価格は7,580円~7,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。Serial ATAインターフェイスはPCケース内部でのデバイスの接続を前提としており、この手の外付けケースは厳密には規格外。まさに玄人志向ならではの製品といったところだが、上級者向けの「キワモノシリーズ」ではなく、同社の1年保証付きの「セレクトシリーズ」に属しているのはちょっと意外だ。本体にAC電源を内蔵するほか、動作モードを150MB/s、133MB/s、100MB/sに設定できるディップスイッチを装備している。前面には電源LEDだけでなく「SCSI40」「ACCESS」と書かれたLED用の穴が残っていたりと、製品としては若干荒削りな印象も受けるが、HDDベイの空きがない小型PCなどにHDDを増設するといった用途にはかなり有効なアイテムといえそうだ。なお、製品の内容は本体とHDD固定用ネジ(4個)のみで、Serial ATAケーブルは付属していない。
□GAWA3.5-SATA(http://www.kuroutoshikou.com/products/serialata/gawa-satafset.html)
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- ヒートシンクを強化する?ユニークな歯車型アダプタが発売
SNEから従来にない変わった形をしたヒートシンク「Thermal Post(SNPC008S4)」「Thermal Disk(SNE305TP4)」が発売された。実売価格は1,780円~2,280円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと。「Thermal Post」はCPUクーラーなどの冷却フィンやPCケース、基板に取り付けが可能というヒートシンクで、折り曲げた金属板にサイの目のような穴が開けられただけの非常にシンプルな構造となっている。同社によれば、穴を使ってファンの取り付けも可能という。もうひとつの「Thermal Disk」は四方八方の風を捕えるという薄い歯車の形をしたヒートシンク。具体的にどのようにして風を捕えるのかは不明だが、同社いわく「四方八方の風を捕らえる歯車状のデザインが効果的に放熱する」とのこと。また、これらがセットになった「Thermal Disk&Post(SNE402TD2LR)」も用意されている。同社では、「Thermal Post」の穴に「Thermal Disk」をネジで固定して使用することも可能としている。ヒートシンクとは思えないユニークな形状が目を引くこれら3製品。冷却性能や具体的な効果が予測できないだけに、現時点では限りなく人柱向けのアイテムといえるかも知れない。
□Thermal Post/Thermal Disk(http://www.sne-web.co.jp/newpage171.htm) |
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- GIGABYTE製「チャレンジングFSB800MHz」なマザー発売
先週Albatronからi845PEチップセットを搭載しながら独自にFSB 800MHzとDDR400をサポートするというSocket 478マザーボード「PX845PEV-800」が発売されたのは記憶に新しいが、今週はGIGABYTEから独自にFSB 800MHz/DDR400に対応したというSocket 478マザーボードが登場した。製品はi845PE搭載の「GA-8PE800 Pro」「GA-8PE800 Ultra」、i845GE搭載の「GA-8GE800 Pro」の計3モデルで、実売価格は13,300円~19,999円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。これらの製品は、BIOSメニューでのオーバークロック設定によりFSB 800MHzやDDR400メモリの使用を実現するというもの。性格としては「PX845PEV-800」と同じと言えそうだが、FSB 800MHz/DDR400に関しては「動作にチャレンジ」という控えめな表現にとどめており、あくまでサポート対象外としている点には要注意。マニュアルにもFSB 800MHz/DDR400に関する記述は特になされていない。なお、マニュアルには「CPU Host Frequency」を最大355MHzに設定できる旨の記述があるが、既存製品の「GA-8PE667 Pro」「GA-8PE667 Ultra」「GA-8GE667 Pro」のマニュアルにも同様の記述がなされている。オーバークロック機能自体は、既存製品からとくに変更されていないようだ。
□GA-8PE800 Pro(http://www.giga-byte.com/products/8pe800pro.htm)
□GA-8PE800 Ultra(http://www.giga-byte.com/products/8pe800ultra.htm)
□GA-8GE800 Pro(http://www.giga-byte.com/products/8ge800pro.htm)
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- Centrinoを体験できる「インテルカフェ」が限定オープン
12日(水)からLinux Cafe di PRONTO秋葉原店(ブロックD2-[e2])で、同日インテルから正式発表されたモバイルPC向け新ブランド「Centrinoモバイル・テクノロジ」が体験できるイベント「インテルカフェ」が実施されている。このイベントは、同店の無線LAN環境を利用してCentrino搭載PCの使用感などを実際に体験してもらおうというもので、店内の体験コーナーには発表されたばかりの東芝「DynaBook V7」やIBM「ThinkPad T40」などの新型ノートPCが自由に触れる状態で設置されている。簡単なクイズに答えるとインテルグッズがもらえるプレゼント(数量限定)も用意されているので、興味のある向きは同店まで足を運んでみてはどうだろう。イベントの開催期間は4月6日まで。なお、体験コーナーは、平日は13:00~18:00、週末/祝日は10:00~17:30の時間帯のみ実施となる。
□イベント情報(http://www.intel.co.jp/jp/home/event/)
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- LowProfile対応のハードウェアTVキャプチャカードが発売に
TVチューナーを搭載するハードウェアエンコードタイプのキャプチャカードとしては初のLowProfileサイズ対応製品となるピクセラの「CaptyTV/PCI-mini(PIX-MPTV/L1W)」が発売となった。実売価格は19,799円~19,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。LowProfileサイズに対応する119.91×64.4mmという小型の基板にステレオTVチューナーとMPEGエンコーダチップを搭載するこの「PIX-MPTV/L1W」は、コンパクトでかつ価格が手頃な点はもちろんだが、主要パーツに国内メーカーのものを用いて「純国産」にこだわっているのも大きな特徴。エンコーダチップは富士通製を、TVチューナーは日立製をそれぞれ採用し、基板は同社オリジナル設計となっている。MPEG-2エンコード機能の主なスペックは、最大ビデオ画素数が720×480ドット、最大ビデオビットレートが15Mbps(CBR/VBR対応)、最大オーディオビットレートが384kbps。また、高画質化機能としてタイムベースコレクタを搭載しており、小型PCのユーザーはもちろん、ビデオテープライブラリをデジタル化したいと考えている人にも注目の製品といえそうだ。
□PIX-MPTV/L1W(http://www.pixela.co.jp/products/mpeg/pix_mptv_l1w/)
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- メモリ価格がついに上昇へ、情報が錯綜して混乱中
過去最安値の更新を続けてきたメモリ価格がついに底を打ち、値上がりへと転じた。PC2100/PC2700の256MBと512MBは平均で300~700円ほど上昇、特に主力のPC2700 512MBでは最安値こそわずか60円高にとどまったものの、平均価格は700円近くも上昇して7,000円台へと逆戻りし、値上がりの動きが多くのショップで確実に広がっていることを物語っている(詳細は「メモリ最安値情報」参照のこと)。最近のメモリ製品はメモリチップの製造原価を割るほどの低価格ぶりだといわれており、そろそろ底を打ってゆり戻す動きが出てきたのかも知れない。ただし、ショップ関係者の間でもこのあたりの情報は錯綜中で、値上がりの原因や今後の価格動向についてははっきりしない。このまま上昇するのか、また値下がりへと逆戻りするのか、しばらくは様子を見る必要がありそうだ。
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