21日(金)にアキバの4ショップで発表会を行うという大々的なデビューイベントが予定されているASUSの新マザーボードシリーズ「X-Series」が一足早く店頭に並び始めた。
同シリーズは「日本語マニュアルと使用頻度の低いASUS独自機能を省略することで、価格を抑えた反面、高品質/高寿命というASUS製マザーボードの特徴はそのまま継承している」というコストパフォーマンス重視の製品で、全4モデルが用意されている。
出回っているのはApollo KT400チップセット搭載Socket Aマザーボード「A7V8X-X」、SiS645Dチップセット搭載Socket 478マザーボード「P4S533-X」、SiS648チップセット搭載Socket 478マザーボード「P4S8X-X」、i845(B-Step)チップセット搭載Socket 478マザーボード「P4XP-X」。一部機能が省略されているとはいえ、電圧調整やクロック設定などのマニア向け機能はほぼそのまま残されており、どれもかなりお買い得感が高い。
中でも仕様でユニークなのは「P4XP-X」で、これはi845を搭載するマザーボードとしては初めて、メモリをSDR DIMMとDDR SDRAM DIMMのどちらかに切り替えて使用できる両対応モデルとなっている。チップセットが世代的に古いことから、そのままだと機能面では見劣りがしてしまうはずだが、VIA製USB 2.0コントローラを搭載してUSB 2.0にも対応しているほか、「533MHz support verified by ASUS」としてFSB 533MHzも対応となっている。
実売価格は「A7V8X-X」が8,650円~10,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、「P4S533-X」が8,680円~9,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、「P4S8X-X」が10,350円~10,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、「P4XP-X」が8,680円~8,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
いずれの製品も実売価格が10,000円前後と同社製品としては廉価な点も大きな魅力。コスト重視派はもちろんそれ以外の自作ユーザーにも魅力的に映りそうだ。
□A7V8X-X/P4S533-X/P4S8X-X/P4XP-X(ASUSTeK Computer)
http://www.asus.co.jp/products/mb/socketa/a7v8x-x/overview.htm
http://www.asus.co.jp/products/mb/socket478/p4s533-x/overview.htm
http://www.asus.co.jp/products/mb/socket478/p4s8x-x/overview.htm
http://www.asus.com.tw/prog/spec.asp?m=P4XP-X&langs=03
□X-Series(ユーエーシー)
http://www.uac.co.jp/news/daily/030304/xseries.html
□関連記事
【2003年3月8日】ASUSがマザーボード新シリーズ「X-Series」の発売を予告
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030308/etc.html#asusx
| (ASUS A7V8X-X) |
| (ASUS P4S533-X) |
| (ASUS P4S8X-X) |
| (ASUS P4XP-X) |
[撮影協力:SuperCOMと高速電脳]