【 2003年3月21日号 】
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• USB 2.0対応キャプチャ「MTU2400」が大幅価格改定？
  

  カノープスからUSB 2.0対応TVキャプチャユニット「MTU2400」にメディアサーバー構築ソフトの「HomeEdge」を追加した新モデル「MTU2400 HomeServer（MTU2400HS）」と、さらにリモコンキット「CRM-1」が付属する「MTU2400 HomeServer リモコン付き（MTU2400HSR）」が発売された。実売価格は「MTU2400 HomeServer」が38,970円～40,500円、「MTU2400 HomeServer リモコン付き」が42,970円～44,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。両製品とも「MTU2400」のマイナーチェンジ版といえるものだが、付属品が増えたにも関わらず価格が大きく引き下げられているのが特徴。単体では「MTU2400」が5万円台中盤、「HomeEdge」が1万円台前半、「CRM-1」が6千円弱という相場になっており、単体で買うのに比べると両製品とも25,000円～30,000円程度お得だ。コスト的な事情で「MTU2400」にはなかなか手が出なかったという人にはまさに狙い目の製品といえるだろう。 □MTU2400 HomeServer/リモコン付き（http://www.canopus.co.jp/catalog/mtu2400/mtu2400hs_index.htm）

• 2.5インチHDD初の40GBプラッタ搭載モデルが富士通から
  

  2.5インチ型で初めて40GBプラッタを採用した富士通製の容量30GBのUltra ATA/100対応IDE HDD「MHT2030AT」が発売となった。実売価格は11,680円～12,480円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。「MHT2030AT」の主なスペックは、モータタイプが流体軸受け、ディスク回転数が4,200rpm、平均シークタイムが12ms、最大内部転送速度が36.24MB/s、バッファ容量が2MB。30GBプラッタを採用する既存の同容量モデル「MHS2030AT」と比べて大幅な性能向上は見られないものの、リード/ライト時の必要電力は2.3Wから2.1Wへとわずかながら減少している。ただ、やはり多くのパワーユーザーが待ち望んでいるのは大容量の80GBモデル「MHT2080AT」だろう。20GB、40GB、60GBの各モデルもすでにラインナップされており、SuperCOMでは20GB/40GBモデルを「入荷待ち」、60GB/80GBモデルを「夏ごろ（入荷）予定」と告知している。80GBモデルの登場まではもう少し時間がかかりそうだ。 □MHT2030AT（http://www.fel.fujitsu.com/home/product.asp?L=en&PID=344）

• ファン別売りのユニークなATX電源が登場、人柱シリーズ
  

  「サポートはもちろんありません」のうたい文句でおなじみのブランド「人柱」から、冷却ファン非搭載のATX電源「HB-PSU」が登場した。実売価格は1,880～1,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。「HB-PSU」のコンセプトはずばり「冷却ファンが選べる電源」。パッケージのラベルに「○洋を付けるもヨシ、手元に余って（？）いるメーカー不明品を付けるもヨシ」とあるとおり、冷却ファンはユーザーが好みのもの自由を搭載できるというユニークかつ安価な電源だ。ただし、「人柱」はもちろんノーサポートで、販売を行っているショップも「保証なし」（コムサテライト3号店）、「初期不良のみ対応」（CUSTOM）などとしているので、上級者以外は手を出さないほうが無難だろう。なお、電源はSUNTEK製のPentium 4対応330Wタイプ「PW-330ATXE-12V」で、封印も兼ねている保証シールには初めから切り込みが入っている。また、ファンの電源コネクタは2ピンタイプだが、CUSTOMが販売する製品のみ3ピンタイプになっているので購入時は要注意だ。

• ワイヤレスのUSB接続カメラ「QuickCam Cordless」登場
  

  PC用カメラでは「QuickCam」シリーズで知られるLogitechから、ワイヤレストランスミッタを内蔵したワイヤレス仕様のPCカメラ「QuickCam Cordless」が登場した。実売価格は14,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。「QuickCam Cordless」は2.4GHz帯を使用した電波式ワイヤレスPCカメラで、レシーバから最大75フィート（約23m）離れた位置での使用が可能というのが主な特徴。510×492ピクセルのCMOSセンサーを搭載し、キャプチャ機能の主な仕様は、最大ビデオ画素数が640×480ドット（静止画、動画とも）、最大フレーム数が30fpsで、フォーマットは静止画がJPEG、動画がAVIにそれぞれ対応しており、ワイヤレスながら機能面は既存のワイヤードタイプの製品と遜色ない。そのほか本体を持って利用するのに便利なシャッターボタンやファインダーなども備えている。ワイヤードタイプに比べれば価格は若干高めだが、PCカメラを自由に持ち歩いたりいろいろな位置に設置したりして使いたいと考えている人なら導入を検討する価値はありそうだ。 □QuickCam Cordless（http://www.logitech.com/index.cfm?page=products/details&CRID=4&CONTENTID=6312&countryid=19&languageid=1）

• ベイのレイアウトが自由なケースがまた新たにデビュー
  

  星野金属に続いて東海理化販売からもドライブベイなどのレイアウト変更が可能なアルミ製ミドルタワーケース「CA400S2-B9S」が発売となった。実売価格は28,800円～29,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。前面部に搭載する9基のドライブベイがすべて5インチタイプというこの「CA400S2-B9S」は、星野金属から先月登場した「ThinkTOWER（MT-PRO 2500）」と同様に、ドライブベイの構成をユーザーが自由にカスタマイズできるのが特徴。付属の3.5インチデバイスマウンタ2個を使って好きなところを3.5インチ用ベイに変更できるほか、フロントパネルも標準ではベイを3段分使った12cmファンパネルや、USB 2.0、IEEE-1394、サウンドの各コネクタが利用できるコネクタパネルを下段に装備しているが、必要に応じてこれらを上段に移動させたり取り外したりすることが可能だ。主な仕様は筐体サイズが高さ450×幅210×奥行き485mm、搭載電源が同社製「SEI2-400NFS」（Pentium 4対応、400W）。なお、12cmファンをフロントに搭載しているのも珍しい。星野金属の製品に比べると価格が安く、コスト重視派にはよい選択肢となりそうだ。 □CA400S2-B9S（http://www.torica.com/products/torica-original/case/ca400s2-b9s.htm）

• 「ピアノ調塗装」をうたう高級志向PCケースが発売
  

  光沢のある黒い塗装が印象的なミドルタワーケース「SONATA」がAntecから発売された。実売価格は16,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。同社が「Piano Black Quiet Mid Tower」とうたうこの製品は、そのうたい文句どおりケース表面に施された高品質の黒い塗装と、静粛性に優れるという同社製380W電源を搭載するのが大きな特徴。金属部分の表面の質感はピアノほど滑らかではないものの、光沢のある黒で統一されたボディは1万円台のケースとは思えない独特の重厚感があり、ルックス重視派には魅力的に映りそうだ。また、フロントパネルにドライブベイを覆う開閉カバーを備えるほか、3.5インチシャドウベイのHDD取り付けフレームがケース側面から引き出せるようになっているのも特徴のひとつ。主な仕様は、ドライブベイが5インチ×3、3.5インチ×2、3.5インチシャドウ×4、ケースファンが背面12cm×1。 □SONATA（http://www.antec-inc.com/pro_details_enclosure.php?ProdID=15138）

• ミリタリーマニア向け？迷彩塗装のPCケースが発売に
  

  OVERTOPが独自に企画し、メーカーに発注したという迷彩塗装のミドルタワーケース「SOLID WL-Camo.」が同店で発売となった。実売価格は19,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。PCケースらしからぬ風貌のこの「SOLID WL-Camo.」は、迷彩パターンの再現にとことんこだわったという製品。Casemall.net製のPCケースをベースに、12種類にも及ぶ塗装型を用い、さらに塗装も4回に分けて行うことで本格的な迷彩パターンが実現できたという。こうした特殊なデザインを採用するPCケースとしては価格が手頃なのも大きな魅力で、同店ではメーカーの協力を得ることで少量の生産にも関わらず価格を抑えることができたとしている。グレーベゼルの光学ドライブを搭載しても前面デザインの統一感を損なわない開閉カバー付きの5インチベイを装備しているのもうれしいところだ。主な仕様は、筐体サイズが高さ480×幅200×奥行き440mm、ドライブベイが5インチ×4、3.5インチ×2、3.5インチシャドウ×1、ケースファンが前面8cm×1、背面8cm×2、電源がPentium 4対応350Wタイプとなっている。ミリタリー好きの自作ユーザーはもちろん、ユニークなデザインのPCケースには目がないという人も要チェックの製品といえるだろう。 □SOLID WL-Camo.（http://www.messe.gr.jp/overtop/parts/indexes/index_solid.htm）

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