小型ノートPCなどでおなじみのTransmetaの低消費電力CPU「Crusoe」が突如単体で販売され始めた。これまでにもCrusoeを搭載するマザーボードや小型PCなどは出回ったことがあるが、CPU単体での販売はこれが初めて。ただし、未チェックの中古品で、動作保証はない。
販売されているのはCrusoeシリーズのTM5600で、販売しているのはじゃんぱら秋葉原6号店。同店によると動作クロックは600MHzだという。
実売価格は、なんと缶ジュース並みの150円。それもそのはず、単品でのデビューを果たしたとはいえ、CPUパッケージ基板に直接実装するBGA配線用のもので、搭載可能な汎用のマザーボードはなく利用価値はほぼゼロに近い。同店では「未チェック品」「保証なし」として販売しており、価格的にも実用製品というよりはコレクターズアイテムといった印象が強い。
本来は店頭に並ぶことはないCrusoeが単体で入手できるようになったという点では、いかにも何でも手に入るアキバらしいホットなニュースではある。とりあえずTransmetaのファンやCPUマニアなら、缶ジュースの代わりに買ってみるのもいいかも知れない。
□Crusoe TM5600(Transmeta)
http://www.crusoe.jp/technology/specifications/tm5600.html
http://www.transmeta.com/technology/specifications/tm5600.html
| (Transmeta Crusoe) |