RADEON 9200搭載ビデオカード発売、第1弾はGIGABYTEから

	【 2003年4月19日号】
	RADEON 9200搭載ビデオカード発売、第1弾はGIGABYTEから

　RADEON 9800 PROを筆頭とする新型RADEONシリーズでは最下位モデルとなるRADEON 9200を搭載したビデオカードが発売となった。第1弾製品はGIGABYTEの「GV-R9200-VIVO」で、実売価格は15,300円～15,999円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。
　RADEON 9000シリーズに代わるメインストリーム向けビデオチップのRADEON 9200シリーズは、DirectX 8.1をサポートし、4本のレンダリングパイプラインやハードウェアVertex/Pixel Shaderエンジン「SMARTSHADER」、アンチエイリアス機能「SMOOTHVISION」を搭載する点などは、RADEON 9000シリーズと同様。主な違いとしては、AGP 8Xに対応した点が挙げられる。
　ラインナップはRADEON 9200 PROとRADEON 9200の2種類が用意されており、上位となるRADEON 9200 PROではVGA、テレビ、DVIの出力コネクタに対応している（RADEON 9200はVGA、テレビのみ）。このほか、ATIのWebサイト上にある比較表には「Performance」という項目があり、RADEON 9200 PROは「Enhanced」、RADEON 9200は「Standard」とされているが、具体的にどのような差があるのかは不明だ。
　「GV-R9200-VIVO」はRADEON 9200を搭載するビデオカードで、主な仕様はビデオメモリがDDRタイプの128MB、コネクタがVGA出力、DVI出力、ビデオ入出力の3種類で、公式仕様とは異なるコネクタを装備している。
　また、ATIは動作クロックは公開していないが、「GV-R9200-VIVO」の製品情報ではコア250MHz/メモリ400MHzとされている。ちなみに、これらの数値はRADEON 9000の公式仕様と同じだ。
　RADEON 9000シリーズ搭載ビデオカードに比べてあまり代わり映えがしない感もあるが、「GV-R9200-VIVO」はビデオ入出力機能を搭載し、かつ価格が手頃なのは魅力のひとつといえるだろう。コストと機能を重視する人にはよい選択肢となりそうだ。
□GV-R9200-VIVO（Gigabyte Technology）
http://tw.giga-byte.com/VGA/Products/Products_GV-R9200VIVO.htm
□RADEON 9200 Series（ATI Technologies）
http://www.ati.com/products/pc/radeon9200/
http://mirror.ati.com/products/pc/radeon9200/compare.html
http://www.ati.com/companyinfo/press/2003/4615.html
□関連記事
【2003年3月8日】ATI最新ビデオチップ「RADEON 9200」搭載カードの展示開始
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030308/etc_radeon92.html

　（GIGABYTE GV-R9200-VIVO）

[撮影協力:コムサテライト3号店とFRESH FIELDとツクモパソコン本店]

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