高画質がウリのカスタム・テクノロジー製MPEG-1/2エンコードソフト「CINEMA CRAFT ENCODER」のエンジンを利用したというソフトウェアエンコードタイプのTVキャプチャカード「PRIMETV 7133Pro」がノバックから発売となった。実売価格は10,980円~12,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
キャプチャカード自体は、同社の既存モデル「PrimeTV 7133」と同じくPhilips製ビデオデコーダチップ「SAA7133」を採用したものだが、「CINEMA CRAFT ENCODER」のエンコードエンジンを利用した録画ソフト「PrimePVR」により、高画質のリアルタムキャプチャを実現したというのが大きな特徴となっている。業務向けの最上位モデル「CINEMA CRAFT ENCODER Pro」は、映像制作のプロにも使われているというだけに「PRIMETV 7133Pro」の画質にも期待が持てる。
ただし、エンコードエンジンはキャプチャ機能のみに使われており、コンシューマ向けの廉価製品「CINEMA CRAFT ENCODER Basic」などのようなオフラインによるビデオファイル変換機能は残念ながら搭載していない。編集・変換ソフトは、同社のキャプチャカードではおなじみのhonestech MPEG Editor SEが付属している。
また、「PrimePVR」は機能が充実しているのも特徴のひとつ。他のPCからLAN経由で録画中の番組が見られる「ネットワークタイムシフト」をはじめとした番組予約・視聴機能(1クライアントライセンス付き、追加ライセンスは別売)を備えるほか、外出先のPCやiモード端末から録画予約が可能な「iCommand」にも対応している。
価格も手頃なので、高画質なソフトウェアエンコードタイプのTVキャプチャカードを探しているという人は選択肢のひとつに加えてみてはどうだろう。
□PRIMETV 7133Pro(ノバック)
http://www.novac.co.jp/products/hardware/nv-pt/nv-pt7133p/
| (ノバック PRIMETV 7133Pro) |
[撮影協力:TSUKUMO eX.とOVERTOP]