Opteronは既存の32bit命令に加えて、独自の64bit拡張アーキテクチャ「AMD64」もサポートする新CPU。従来ノースブリッジにあったメモリコントローラがCPUに内蔵されているのも特徴で、レイテンシの低減などによりパフォーマンスの向上が見込めるという。内蔵されたメモリインターフェイスはDDR333/266/200対応×2チャネルで、Opteron 1個あたり5.3GB/sのメモリバンド幅を持っている。

　アーキテクチャの一新に合わせてモデルナンバーも新しい「3桁制」に変更されており、1桁目が対応CPU数、2、3桁目がシリーズ内での相対的な性能を示すという。

　今回発売されたのは、Dual動作用の1.6GHzモデルであるOpteron 242と、同1.4GHzのOpteron 240のリテールパッケージ品。CPU自体はPentium 4のようなヒートスプレッダで全体が覆われており、その上にマーキングが付けられている。対応ソケットは新ソケットの「Socket 940」。

　対応マザーボードとしてはMSI K8DMaster-Fが一部ショップで発売、即日完売になったほか、RIOWORKS HDAMAが複数のショップに近日入荷する見込み。なお、Opteron搭載の完成品PCについてはDOS/Vパラダイス秋葉原2号店 Prime館やフェイスなどが受発注扱いで販売している。納期はいずれも2～3週間程度とのこと。

[撮影協力:コムサテライト3号店とBLESS 秋葉原本店]