幅170mm×奥行き110mm×高さ60mmの筐体内に工業用マザーボードを格納、2.5インチ/9.5mm厚HDDの格納スペースを確保したという製品で、電源は付属のACアダプタを利用する。搭載マザーボードは、Eden ESP 6000(667MHz)で、VGAやサウンド機能、2チャネルのLANインターフェイスなどをオンボード搭載している。メモリスロットはSO-DIMM用×1。

　採用マザーボードはEvalue Technology ECM-3610で、ウリとしている放熱機能はごく普通のヒートシンクと熱伝導素材を使ったもの。具体的にはCPUとノースブリッジのヒートシンクが外部ヒートシンクに接する構造になっており、内部ヒートシンク - 外部ヒートシンク間の接続に熱伝導素材が利用されている。

　イーレッツではこの製品をベースとした完成品PC「PC-S667/2-40」もラインナップしており、同社直販などで販売中。直販価格は99,800円。

　似たようなPC自作キットとしては、同じマザーボードを採用したハイテックシステム EES-3610がある。同製品は、サイズがやや大きい（幅220mm×奥行き147mm×高さ65mm）反面、CFスロットを備えているという特徴がある(CFスロットのパーツはBe Silentにもあるが、BeSilentでは筐体上の制限で利用できない)。

　フェイスでは今週末のみの限定で店頭デモを行っている。

□関連記事
【5月16日】手のひらPC「Be Silent」の用途を探る（PC Watch/槻ノ木隆のPC実験室)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0516/pclabo18.htm
【4月5日】EES-3610(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030405/ni_i_bb.html#ees3610

[撮影協力:PC・SHOP WakamatsuとSuperCOMとコムサテライト3号店]

　本体サイズは小さいものの機能的には充実しており、DVI/TV出力付きのVGAや光出力対応のサウンド機能、LAN、IEEE-1394、外付け用のSerial ATA(SiI3112)といったデバイスを標準搭載している。チップセットはi845GV(FSB 533MHz/DDR266対応)。

　拡張スロットは独自のFTバス×1とDDR DIMM×2。この「FTバス」はPCIと互換性があるというもので、マザーボードのマニュアルには「PCI」とも書かれているが、ブラケット取り付け部があるべき箇所に他のコネクタ部品がついているため、通常のPCIカードは利用できない。FTバス用拡張カードとしては、LANカードやビデオキャプチャカードが計画されているそうで、本体背面にはそのための予備コネクタも準備されている。ただし、これらのカードの具体的な発売予定は不明。

　搭載可能なドライブは3.5インチHDDと2.5インチ9.5mm厚HDD、薄型光学ドライブ各1台ずつで、CPUクーラーは銅製フィンと小型ファン2個を組み合わせた独自のタイプ。ACアダプタはファンレス仕様。

　FREETECHでは、この製品向けのオプションとしてSerial ATA接続の外付けHDDケース「F-box」もラインナップしている。

　販売を行っている上記ショップのほかに、フェイスでも店頭デモを行っている。同店での発売時期や予価などは未定。

□F-box(FREETECH)
http://www.freetech-japan.co.jp/product/box.html

[撮影協力:コムサテライト3号店]

　搭載しているデバイスはVGA(DVI/TV出力付き)、6ch対応サウンド（光入出力付き）、LAN、IEEE-1394、CardBus対応PCカードスロット、メモリーカードスロット（スマートメディア/メモリースティック/SD）などで、拡張スロットはPCI×2とDDR DIMM×2。

　これまではシルバーモデルのみが店頭発売されていた。

□関連記事
【4月26日】Pundit-HT(シルバー)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030426/ni_i_bb.html#pundithtnd

[撮影協力:LAOX PC・DO SHOP]

　チップセットはSiS651+SiS962Lで、VGA、サウンド機能、LAN、IEEE-1394などをオンボード搭載している。

[撮影協力:LAOX PC・DO SHOP]