サブ基板を取り付けると基板全体がATXサイズになるというユニークなmicroATXサイズのi875Pチップセット搭載Socket 478マザーボードが来週発売になる予定だ。製品はLegend QDIの「P4I875P」。
SuperCOMによると、すでに製品が入荷して店頭在庫がある状態になってはいるものの、「付属品のマニュアルとデバイスドライバが欠品していた」ために販売を一時中止しているという。販売再開は来週末の予定で、31日(土)から店頭で製品の展示を行うとしている。予価は25,980円。また、USER'S SIDE本店でも来週入荷予定で、予価は25,800円。
PCIスロットとSerial ATAコネクタを各2基ずつ備える「P4I875P」のサブ基板は、いわば「マザーボードに対して水平に装着するライザーカード」のようなもので、装着すれば全体の面積はATXサイズとなり、マザーボード本体のAGP/PCIスロットとSerial ATAコネクタに加えて、前述のスロットなどが使用可能になる。逆に、サブ基板を装着しなければ、使用できるスロットなどの数が減る代わりに小型のmicroATXケースに搭載できるようになる、というわけだ。
ただ、サブ基板にはネジ穴が3ヶ所しかなく、PCケースに取り付けたときの強度がやや不安な印象もある。PCIスロットにカードを挿す際は慎重に行ったほうがよさそうだ。
ちなみに、「P4I875P」はi875Pチップセット搭載製品初のmicroATXマザーボードでもある。アキバではmicroATXマザーボードの人気が高いこともあり、ちょっとした話題の製品となることは間違いない。
□P4I875P(Legend QDI)
http://www.qdigrp.com/qdisite/eng/news/20030414.htm
| (QDI P4I875P) |
[撮影協力:SuperCOM]