キーボードはスイッチ部品やPS/2インターフェイス、LEDなどを備えたベース部分と、キートップ一式を一体化したキートップユニットに分かれており、キートップユニットを変更することで、キー刻印やデザインはもちろん、キーの意味なども一部再定義され、各ソフト用の専用ショートカットキーも用意されるという。

　この再定義機能は、各キートップユニットに搭載されている専用チップを専用ドライバ（ベースユニットに付属）が認識して実現するもので、キートップユニット毎にドライバを入れる必要はない。また、「キートップユニットを交換することで対応ソフトを自動起動する」という設定も可能という。

　キートップユニットの取り外しは「右端のロックを外してそのまま上に引き上げる」という簡単なもので、取り付けはその逆。もちろんPCの動作中に交換でき、ロックを外さない限りは不意に外れたりするようなこともない。外したキートップユニットは3つ折りにして持ち運ぶことが可能。

　現在、USER'S SIDE本店では、ベースユニット＋標準キートップ（InternetExplorer用）の「Zboard BASE」に加えて、Adobe Photoshop用とAGE of MYTHOLOGY用の交換用キートップを販売中。メーカーのideazonではこのほかにも様々な交換用キートップを販売しており、「反響がいいようならば、そうした製品の入荷も検討する」（USER'S SIDE本店）という。

　外箱にはキー配置がまったく異なるキートップユニットも掲載されており、ベースユニットには標準キートップユニットでは使われていない位置にまでキースイッチらしきパーツがついている。

[撮影協力:USER'S SIDE本店]

　キータッチは同社分類による「リニアアクションタイプ」だが、防水処理と思われる皮膜がキースイッチを覆っているため、通常のリニアアクションタイプとはタッチ感が異なる。ネオテックによると「皮膜を剥がせば通常のリニアアクションタイプと同等になる」そうで、店頭では一部キーの皮膜を剥がした状態で展示中。

　「たまたま少量のみ入荷した製品で、次回入荷の予定はない」（ネオテック）とのこと。

[撮影協力:ネオテック]

　PS/2-USB変換機能を内蔵している点や、カラーがホワイトとブラックの2種類ある点は従来同様。

□関連記事
【2002年7月6日】i・Switch UP2/-BK(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020706/ni_i_in.html#nanao

[撮影協力:ぷらっとホーム]