4月に発表されたVIAのAthlon XP用VGA機能統合型チップセット「UniChrome KM400」を搭載した初の製品が発売となった。microATXサイズのASUS製Socket Aマザーボード「A7V8X-MX」で、実売価格は8,950円~9,299円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
FSB 333MHz/DDR333をサポートするUniChrome KM400は、VGAコアにS3の新型コア「UniChrome」を採用。UniChromeは、MPEG-2アクラレーション機能やデュアルディスプレイ機能の「DuoView」、AGP 8X(外部AGPスロット)をサポートするのが特徴だ。
ペアとなるサウスブリッジは、Serial ATA/8ポートUSB 2.0をサポートする新型のVT8237と従来型のVT8235があるが、今回登場した「A7V8X-MX」が搭載するのはVT8235で、残念ながらSerial ATAインターフェイスは搭載していない。ただ、基板上にはSerial ATAコネクタ用の空きパターンがあり、VT8237を搭載した上位モデルが今後登場する可能性もある。
FSB 333MHz/DDR333までのサポートとはいえ最新のUniChromeコアを採用し、さらに搭載製品の「A7V8X-MX」は値段が安い。microATXケースを使った安価な小型PCを自作する際などには重宝しそうだ。
□A7V8X-MX(ASUSTeK Computer)
http://www.asus.com/products/mb/socketa/a7v8x-mx/overview.htm
| (ASUS A7V8X-MX) |
[撮影協力:TSUKUMO eX.]