予価がなんと15万円という静音PC向け高級ケース「TNN 500A」がZALMANから秋頃に登場する予定だ。入荷を予定しているのは高速電脳。
同社が「For Totally No Noise Computer」とうたうこの「TNN 500A」は、ファンレスの筐体と電源、CPU/ビデオカード用のヒートパイプ式クーラーなどがセットになったPCケース。アルミ製の筐体は左右のカバーがヒートシンクとしての機能も持っており、CPUやビデオチップ、HDDなどの熱をヒートパイプで筐体に伝えて放熱するという仕組みになっている。つまり、このケースを使えば完全なファンレスのPCが自作できるというわけだ。
パンフレットでは、CPUクーラーはPentium 4 3.06GHzに、ビデオカード用クーラーはGeForce FXに対応するとされている。電源容量は300W。
ただ、前述のとおり値段が高く、筐体が幅286×高さ607×奥行き400mmと大型な点で使う人を選ぶかもしれない。また、ファンレスで使うにはビデオカードのクーリングシステムの換装なども必要となるため、上級者向けの製品ともいえるだろう。
とはいうものの、サーバーケースのような重厚なデザインに魅力を感じたという人も少なくないだろう。もちろん静音PCマニアにとっても要チェックといえる製品だ。
アスクによると、「TNN 500A」は同社が代理店として各ショップへ9月に出荷する予定だという。
□ZALMAN Tech
http://www.zalman.co.kr/
□アスク
http://www.ask-corp.co.jp/
| (ZALMAN TNN 500A) |
[撮影協力:高速電脳]