GIGABYTE製品の紹介イベント「Gigabyte Expo in 秋葉原 2003 Summer&ギガバイトVGAカード製品説明会」が26日(土)に開催された。会場はLinux Cafe di PRONTO秋葉原店(ブロックD2-[e2])で、未発表マザーボードの展示などが注目を集めた。
既存製品を中心にマザーボードやビデオカードなどがずらりと並ぶ中、会場ではいくつか見慣れない未発売製品も見ることができた。
マザーボードでは、AMDの新しい64bit CPU向けの製品として、AMD-8151+AMD-8131+AMD-8111チップセット搭載のデュアルSocket 940マザーボード「GA-7A8DW」が参考出品されていた。このマザーボードはGIGABYTEから製品仕様のみが先に発表されていたものの、国内で実物が展示されるのはこれが初めて。Opteron用のデュアルSocket 940マザーボードとしては珍しく、PCI-XとAGPのスロットを両方備えている点が注目される。また、Athlon 64用のSocket 745マザーボードとしてnForce3(Crush K8)チップセット搭載の「GA-K8NNXP」、Apollo K8T800チップセット搭載の「GA-K8VNXP」が展示されていた。
このほか、FSB 533MHzのPentium 4が使えるという小型でスタイリッシュな小型PCも展示されていた。詳細なスペックや製品名などは不明だが、早ければ8月か9月には出荷される見込みという。フロントパネルのアクセントになっているアルミ製カバーや、CPUクーラーの真上にあたる天板の一部に廃熱用の通風孔を直接開けるなどの工夫で、ブック型の小型サイズながらFSB 533MHzのPentium 4が使える仕様になったという。PCIスロットは使えないものの、フロントにPCカードスロットを備えているため、ここに無線LANカードを入れたり、デジカメのメモリカードなどを簡単に読ませることが可能。テレビ出力機能も標準で備えており、いわゆるホームサーバーやリビングPCとして使うことを想定した製品だという。ただし、今のところ自作PCキットとして発売するのか完成PCとして発売するのかはまだ決まっていないとのこと。
イベント開催前には「秘密兵器機能搭載の最新マザーボードを発表」という予告もあったが、これは残念ながら開催当日までに製品の用意ができなかったため実現されなかった。
□Gigabyte Expo in 秋葉原 2003(日本ギガバイト)
http://www.gigabyte.co.jp/nippon/ivent5.html
| (GIGABYTE製品) |
[撮影協力:日本ギガバイト]