サウスブリッジにあたる「AMD-8111」チップのみを搭載したシンプルな構成のシングルOpteron用マザーボード。メーカーはTyan。 Opteron用のAMD製チップセットはサウスブリッジ相当のAMD-8111に加えて、ノースブリッジ的に利用されるAMD-8131(PCI-Xコントローラ)やAMD-8151(AGPコントローラ)があり、これまで発売/展示されていたAMDチップセット搭載製品は全て両者を組み合わせた「ノースブリッジ + サウスブリッジ」構成だった。Opteronでは、他のCPUと違ってチップセット間とCPU - チップセット間のインターフェイスが同じため、こうした変わった構成が可能になったものと思われる。 こうした構成のため拡張スロットは全て32bit PCI。AGPスロットやPCI-Xスロットは搭載しておらず、オンボード搭載のVGA(RAE XL/8MB)やDual 1000Base-T LAN(BCM5705×2)なども全てPCI接続になっている。 他の部分でも全般にシンプルな構成で、電源も通常のATX12V対応品が利用できるほか、基板サイズも発売済みのOpteron用マザーボードでは最も小さい。対応メモリはレジスタード/ECC付きタイプ。
[撮影協力:USER'S SIDE本店]
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