ASUS製マザーボードの一部モデルが搭載している無線LAN機器用の独自スロット「Wi-Fi Slot」に対応したIEEE 802.11b規格準拠の無線LANカード「WIFI-b」が出回り始めた。単体での実売価格は3,900円~3,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)で、ほかにこのカードを同梱したマザーボードも同時に発売になっている。
「Wi-Fi Slot」を搭載するマザーボードはi875P搭載「P4C800 Deluxe」(4月発売)などが以前から販売されているが、対応製品が登場するのは今回が初めてだ。レースクイーン風の女性をCGで大きく描くという、同社にしては大胆なデザインのパッケージを採用したこの「WIFI-b」は、「Wi-Fi Slot」に装着することで一般的なPCIカードタイプのIEEE 802.11b規格準拠の無線LANカードと同様に使用できる。
また、OSにWindows XPを使用しているPCなら、アクセスポイントとしても機能させることもできるという特徴もある。マザーボードへの装着方法は、コネクタ形状が異なる以外はPCIカードタイプと同じで、外部アンテナ(付属)用のコネクタにはPC背面からアクセスできる。
このカードを同梱したマザーボードは、i865P搭載Socket 478マザー「P4P800/WIFIB」と「P4P800 DELUXE/WIFIB」、Apollo K8T800搭載Socket 754マザーボード「K8V DELUXE/WIFI-B」の3モデルが出ている。いずれもこれまでに発売されている製品に「WiFi-b」を追加したもので、ベースとなっている製品と比べて1,000円程度高い価格で販売中。マザーボード購入時に無線LANも同時に導入したいと考えている人にはコストパフォーマンスの面で魅力的だろう。
なお、販売代理店のユーエーシーはWebサイトで「9/8には、日本での使用認可が降りるので、無線法(編集部註:電波法を指すと思われる)にも違反しません」と告知している。
□WiFi@HOME
http://www.asus.com/products/mb/event/wifiHome/index.html
□ASUS専用のWiFi-Bカード発売開始(ユーエーシー)
http://www.uac.co.jp/news/daily/030904_3/
| (ASUS WiFi-b) |
[撮影協力:TSUKUMO eX.とフェイス秋葉原本店]