PCやプリンタを無線化できるのはもちろん、PlayStation2やデジタル家電などに装備されたLANインターフェイスを無線化するのにも利用できるという。

　接続できる有線LAN機器は1台のみで、アクセスポイントとして利用することはできない。

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【2002年5月18日号】メルコ WLI-T1-S11G(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020518/ni_i_nw.html#wlit1s11g

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]

　ユニークな機能の多い製品で、前述したVPNのサーバ機能(IPSec/PPTP両対応)やNAS機能に加え、専用USBカメラ(別売)を使ったWebカメラ機能や「今後の機能拡張で、携帯電話などと連携できるようになる」（プラネックス）という赤外線ポートも備えている。NAS用のHDDやUSBカメラは前面にあるUSB 2.0コネクタに接続する仕組みで、NAS用ストレージには一般的なUSB外付けHDDやUSBメモリを利用できる。DMZ専用ポートがあるのも特徴。

　もう一方のウリである高速性は、採用しているネットワークプロセッサであるIntel IXP425のアクセラレーション機能を使ったもの。特にVPN利用時の高速性が特徴で、IPSec利用時でも最大約42Mbpsのスループットを実現できるという。VPNを使わない場合のスループットは最大94Mbps（FTPでの実測値）。

　筐体内部にはPCカードスロットと見られる部品などもついている。

　店頭販売を確認したのはこれが初めて。

[撮影協力:ぷらっとホーム]

　有線LAN側は10/100Base-TX LAN対応で、無線LAN側はIEEE 802.11b/gにも対応している。

　108Mbpsの無線通信を利用するためには、同社の対応PCカード「WG511T」などが必要だが、こちらに関しては「近日入荷予定」（USER'S SIDE本店）で、予価は11,800円という。

　現在販売されている製品はUSER'S SIDE本店が直輸入した海外向けモデルで、「この製品が法律上国内で利用できるかどうかは不明」（USER'S SIDE本店）だそうだ。

[撮影協力:USER'S SIDE本店]

　ただし、国内での認定状況などに関しては「不明」（USER'S SIDE本店）だそうだ。

　3規格対応の無線LANルータとしては、これまでにNEC PA-WR7600HBやアイ・オー・データ WN-AG/BBR-Sが発売されているが、これらはIEEE 802.11aとIEEE 802.11b/gを切り替えて利用するタイプで、3規格を同時利用することは出来なかった。同時通信対応タイプでは、プラネックス GW-AP54AG（10月中旬発売予定）が発表されているが、今のところ店頭販売は確認されていない。

□GW-AP54AG(プラネックス)
http://www.planex.co.jp/product/bwave/gwap54ag.shtml

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【7月12日】PA-WR7600HB(今週見つけた新製品)
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[撮影協力:USER'S SIDE本店]