メーカーはHighPoint Technologiesで、対応RAIDレベルは0、1、5など。HighPoint Technologiesでは特に高速性をアピールしており、「8台のHDDでRAID 0を構成することで、285MB/sの転送レートを実現できる」旨のグラフをWebサイトに掲載している。RAIDドライブからの起動も可能。

　また、同社のSerial ATAカードは、これまで全て自社製パラレルIDEコントローラ＋Serial ATA変換チップという構成だったが、基板写真などを見る限り、この製品ではSerial ATA変換チップは使われていない。コントローラチップの型番は不明だが、Serial ATAのコマンドキューイングに対応しているなどの特徴があるという。

　6ch以上の多チャネル版Serial ATAカードとしては3ware Escalade 8506-8/12(8ch/12ch,64bit/66MHz PCI)やLSILogic MegaRAID SATA 150-6(6ch,64bit/66MHz PCI)などが発売されているが、この製品はそれらよりもかなり安い。

□関連記事
【8月9日】MegaRAID SATA 150-6(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030809/ni_i_ic.html#megaraidsata6
【9月13日】Escalade 8506-8/12(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030913/ni_i_ic.html#85068

[撮影協力:コムサテライト3号店]

　なお、GIGABYTE製マザーボードが搭載している同型番のチップには「GigaRAID」という愛称（？）がマーキングされているが、この製品のチップにはついていない。

　チップの仕様はUltra ATA/133対応、RAID 0/1/0+1構築可能、などといった標準的なもので、最大4台のIDE-HDDを接続可能。

□IT8212F(ITE)
http://www.ite.com.tw/pc/brief_it8212f.htm

□関連記事
【2月1日】GA-8SQ800 Ultra(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030201/ni_i_m7.html#ga8sq8u

[撮影協力:クレバリー1号店]

　2.5インチHDD用の接続コネクタはSerial ATA - パラレルIDE変換で用意されたパラレルIDEタイプで、ブラケット部分にはSerial ATAコネクタ×1つを装備している。なお、このSerial ATAコネクタはカード上に2.5インチHDDを搭載している時のみ利用可能で、搭載していない場合は利用できない。

　ブラケット部分には外付け機器に電源供給できるという独自仕様の6ピン電源コネクタがついているが、これに対応する電源ケーブルは添付されていない。

　似たような製品としてはジェネシステクノロジィ GSAPCHB1がある。

【10月11日号】

□関連記事
ジェネシステクノロジィ GSAPCHB1(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20031011/ni_i_ic.html#gsapchb1

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]

　2チャネルタイプの製品で、1チャネル分のコネクタは「外付け用」としてブラケット部分についている。

[撮影協力:TSUKUMO eX.]