早くもGeForce FX 5950 Ultra搭載カードがデビュー、AOpen製

	【 2003年10月25日号】
	早くもGeForce FX 5950 Ultra搭載カードがデビュー、AOpen製価格は約65,000円、来週にはLeadtek製も販売開始

【FX5950 Ultra-DVC256】【パッケージ】

【冷却システム】【カード裏側】

【GeForce FX 5700/Ultra】【GeForce FX 5700/Ultra】

　NVIDIAが現地時間の23日(木)に発表したGeForce FXシリーズの最新モデル「GeForce FX 5950 Ultra」を搭載するカードが早くもデビューを果たした。第1弾となったのはAOpenの「Aeolus FX5950 Ultra-DVC256」で、実売価格は62,750円～69,500円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。
●動作クロックが向上
　GeForce FX 5950 UltraはGeForce FX 5900 Ultraの上位モデルで、24日(金)に行なわれた国内発表会ではコアクロックを450MHzから475MHzに、メモリクロックを850MHzから950MHzに向上したことが強化点として明らかにされている。DirectX 9.0をサポートするほか、256bitメモリインターフェイスを搭載する点などは従来同様だ。
　主なスペックは、メモリバンド幅が30.4GB/s（GeForce FX 5900 Ultraは27.2GB/s）、フィルレートが38億texels/s（同36億texels/s）、頂点処理能力3億5,600万vps（Vertices per Second、同3億3,800万vps）。基本アーキテクチャに大きな変更はないものの、動作クロックを向上させることでパフォーマンスアップを果たしているのは注目点といえるだろう。
●おおがかりな冷却機構
　そして気になるGeForce FX 5950 Ultra搭載カードの「Aeolus FX5950 Ultra-DVC256」だが、NVIDIAの国内発表会で公開されたリファレンスカード同様の、大型ファンやダクトなどで構成される2スロット仕様の大掛かりな冷却機構を採用しているのが確認された。ファンを覆うようにダクトを配し、そのダクトをブラケットの通気口に繋ぐという構造の見た目は、GeForce FX 5900 Ultra搭載カードで見られた「FXFlow」に近いものがある。
　また、「Aeolus FX5950 Ultra-DVC256」の特徴として挙げられるのはビデオキャプチャ機能を搭載している点で、製品にはテレビ入出力用の分岐ケーブルや、ビデオ編集/キャプチャソフトの「WinProducer 2」が付属。コネクタは、VGA、DVI、テレビ入出力で、ビデオメモリはDDRタイプを256MB搭載している。
●Leadtek製品も来週に
　なお、LeadtekからもGeForce FX 5950 Ultra搭載カード「WinFast A380 Ultra TDH MyVIVO」が近日登場する予定だ。クレバリー1号店が来週中の入荷を予定しており、店頭で告知を行なっている。予価は54,799円。
　GeForce FX 5950 Ultraと同時に発表された下位モデル「GeForce FX 5700」シリーズを搭載したカードについても、俺コンハウスがAOpen製品のパッケージを展示中。GeForce FX 5700 Ultra搭載「Aeolus FX5700 Ultra」とGeForce FX 5700搭載「Aeolus FX5700」の2製品で、価格はともに未定。入荷予定時期は「Aeolus FX5700 Ultra」が11月中旬、「Aeolus FX5700」が11月下旬としている。
□GeForce FX 5950 Ultra/GeForce FX 5700 Ultra（NVIDIA）
http://www.nvidia.com/page/fx_5900.html
http://www.nvidia.com/page/fx_5700.html
□Aeolus FX5950 Ultra-DVC256（AOpen）
http://aopen.jp/products/vga/fx5950ultra-dv256.html

　（AOpen Aeolus FX5950 Ultra-DVC256）

[撮影協力:ツクモパソコン本店とクレバリー1号店と俺コンハウス]

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