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【パッケージ】 | 【Athlon 64 3000+】 |
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【スペック表記】 | 【付属CPUクーラー】 |
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【16日入荷】 | 【予価は27,000円台】 |
まだ発表されていないAthlon 64シリーズの廉価モデル、Athlon 64 3000+が突如デビューを飾った。一部のショップが突然入荷したとして13日(土)から販売を始めたもので、ほかの複数のショップも週明けから販売を始めると予告している。出回り始めたのはリテールパッケージ品。パッケージに記されているスペックの記述によると、動作クロックは2GHz、2次キャッシュは512KB。
注目すべきは価格で、実売価格が28,800円とかなり手ごろになっている(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。これまで価格の高さが普及のネックとなっていたAthlon 64だが、これで勢いづくかもしれない。
●キャッシュは512KBに半減
3000+の動作クロックは2GHzで、2次キャッシュ容量は上位モデル3200+の半分となる512KB。これらのスペックはパッケージの隅にあるバーコード近くに明記されている。CPU表面に刻印されているOPNは「ADA3000AEP4AP」で、3200+の「ADA3200AEP5AP」とはモデルナンバーを示す4桁の数字と、2次キャッシュ容量を示す左から11桁目の数字が異なるのみ。動作電圧(1.5V、同9桁目「E」)やケース温度(70℃、同10桁目「P」)などは3200+と同じだ。
●Athlon 64普及のネック解消?
2次キャッシュ容量が3200+から半減しているのはパフォーマンス重視派には気になるところかもしれないが、実売価格は3万円弱と、4万円台後半の3200+のリテールパッケージ品に比べてかなり手ごろ。
価格の高さで普及が進んでいない感のあったAthlon 64だが、廉価な3000+の登場でその状況にも変化が見られそうだ。なお、現時点では販売ショップは1店のみだが、週明けから複数のショップが販売を始めるとしているので、入手性についてはこれで改善される見込みだ。
□Athlon 64(AMD)
http://www.amd.com/jp-ja/Processors/ProductInformation/0,,30_118_9484,00.html
| (AMD Athlon 64) |
[撮影協力:OVERTOPとZOA秋葉原本店とパソコンショップ アーク]